
まどろみ
@cumo
2026年3月23日
かわうそ堀怪談見習い
柴崎友香
読み終わった
借りてきた
図書館本
読んでいる間、日常の膜がすこしだけ薄くなったような感覚が続く。
怪異がしっかり姿を見せるわけでもない。じわじわと日常が歪んだまま進んでいく。怖いと断言できないまま、でもなにかが背後にいるようなうっすらとした気配だけがずっと続く。
個人的にはニニの喫茶店の話が好みだった。
『怖い、って、ほんとうのところ、なにが怖いんでしょうね。得体が知れないから怖いのか、それとも、その先に起こるなにかを、わたしたちはすでに知っていて、そこに近づいてはいけないって思うからでしょうか?』p70

