
なみなみ
@naminami_coffee
2026年3月20日

サクッとわかる ビジネス教養 地政学
奥山真司(監修)
地理的な条件が国際政治や経済、学問にどのような影響を与えているかを考える学問を地政学というそうだ。本では国際政治を劇とすれば、地政学は舞台装置と例え、システムの構造、各国の思惑を理解するのに役立つと記されている。
国際情勢に疎い上に政治も苦手、でも地理は好きな自分にちょうどいい。各国の政治や思惑について、楽しみながら学ぶことができた。
大国はその優位性を生かして国を拡大していった。過去の歴史から読み解くとランドパワーとシーパワーに国々は分類されるのだが、両方を手にしようとすると失敗するということがわかっている。だけれど、それぞれの欠点を補うために国を広げたい、そのために練られる戦略は他国を利用することもある。今起こっている出来事も、それを知っているとちょっと見方が変わる。もちろん、実際は想像を飛び越えることもあるのだろうけれど。
著者は言う。地政学を学ぶと世界は思ったより冷酷だと。世界平和を願う一方で、それは難しいと感じていると。そうだな、と思った。でも現実に起こる悲しみを仕方ないで終わらせるのもどうなのだろう?私達はヒトで、知性を持つ生き物だから。この冷酷な社会をどう生きていけばいいんだろう。日本はこの中でどうしていけばいいんだろう。難しい、でも考えることは悪くない。
図書館で借りたため旧版だったけれど、コロナ禍まで語られているのでよかった。新版が出ているのでそれもまた読みたいし、こういう学びはどんどんアップデートする必要があると思った。
