
もぐもぐ羊
@sleep_sheep
2026年3月24日
オリーヴァ・デナーロ
ヴィオラ・アルドーネ,
関口英子
まだ読んでる
かつてイタリアでは犯罪(強姦など)の加害者が被害者と結婚することでこの罪を消滅させることができると刑法に明記されていた時代があったという、しかも最近までその規定は残っていたという話を聞いて、そんな男尊女卑なルールがあるなんて!と思って読みはじめた。
「償い婚」というらしい。
この小説の時代は1960年代はゴリゴリの家父長制で女は16歳が結婚適齢期で、今の常識から考えると犯罪では?と思うようなことが普通だった。
特に、結婚したい女性を連れ去って既成事実を作り結婚に持ち込むこともあったとか。
これは中央アジアの「誘拐婚」と似た仕組みだなと思った。
本来は恋愛で結ばれたカップルが駆け落ちしてしばらくして戻って結婚を周囲に認めさせるためだったらしいけど。
力ずくで結婚させるなんて女を「物」としか考えてないと思うと腹が立つ。
ちなみにこの規定はある勇気ある女性が自分を強姦した男との結婚を拒否して、裁判の後に男を刑務所に収監することになった。
このことからたくさんの女性が連帯してこの規定をなくすに至ったらしい。
物語はその数年前を描いているらしく(訳者あとがきに書いてあった)、主人公のオリーヴァがどのような人生を歩むのか心配だ。








