くまさん
@bear-san
2026年3月24日
重力ピエロ
伊坂幸太郎
買った
読み終わった
放火、遺伝子、グラフィティアートを起点に多様な文学・美術・映画作品、過去の出来事を引用し、情景や感情を間接的に描写する家族愛の作品。
あとがきにもあったように主人公以外の感情描写が意図的に省かれていて、それを引用で読書に想像させるところが特徴的で面白かった。
世間的に見ると主人公の弟の行動は精神異常者でしかないが、背景の出来事やこだわりと性質を知ると少し納得のいく行動だと思えたので、世の中にいる変な人も案外そういうものなのかなと思った。
小学生のとき弟が絵のコンクールに入賞したときに、絵を飾っているところの職員の女性に弟がレイプ魔と母の間にできたということを揶揄され、弟がそれに怒り自分の絵でその女性のお尻を叩いた場面がとても印象に残っている。その後、母が弟を怒るかと思いきや自分も絵で女性のお尻を叩いたところが世間的には正しくない行為だけどなんか間違ってないなと思った。
★★★★★

