"空棺の烏" 2026年3月26日

@omoniyoru
2026年3月26日
空棺の烏
空棺の烏
阿部智里
読み口がふわっとしていて読みやすいし面白いしでぐいぐいよんでしまう。 直近2作は雪哉視点が軸だったが、ここではその周囲の同輩たちや院士たちの口ぶり・接し方から浮かび上がってくる雪哉像、だった。 これまでは経験と交流の浅さから、自分の能力が特筆するような武器になると思っていない場面があったが、烏は主〜、黄金の烏を経て、正しく「武器と認識」し使い方を研いできていた。そして雪哉の章において、雪哉の能力の使い所と使い方について本人から丁寧な解説を受けて、順調に参謀として育っている様子がよくわかる。 雪哉が好きなので、茂さんたち同輩と打ち解けて仲良くなれてよかったし、そのうえ可愛い後輩まで…。治真ほんとうに無事でよかった…。 猿の意図はいまだわからないが、物語にまた変化が訪れて、未知へ進んでいく、そのうなりを感じられて次巻もとても楽しみ。
@omoniyoru
雪哉は、そのよそ行き用笑顔が本人の想定以上に魅力的なものであることを、どこかで知ったほうがいいと思います。 雪哉本人は「無難な愛想笑い」と思っていても他人にとっては「雪哉さんが、目を見て、笑いかけてくださった!」になってしまうんですね。 雪哉としては「山内集ってだけで好意的に見てもらうことふえたな〜」くらいにしか思ってないと思うし、なんなら「若宮派ふえたな〜」くらいに捉えてそうですけど、本人の魅力にみんなメロついつしまってるんですよっていう。 この齟齬はずっと埋まらない気がする。
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