くれは "爆弾" 2026年3月26日

くれは
@happykureha
2026年3月26日
爆弾
爆弾
呉勝浩
映画を観て小説も読んでみたいと思ったのが手に取ったきっかけ。小説は映画よりもタゴサク側・警察側双方の心理描写が多くて、映画では読み取りきれなかった登場人物達の心境がわかってとてもよかった。 タゴサクの言葉は人間や社会の持つ闇の部分を「だから犯罪は無くならないんですよ」とでも言いたげに突きつけてくる。亡くなったのが子どもじゃなくてよかった…みたいなことをニュースを観ながら思ったり、もし事件や事故に自分や自分の身近な人が巻き込まれたら周りはいいからこっちを助けてくれと私も考えてしまうと思う。というか、たぶん人間なら誰しもが抱く感情じゃないだろうか…そうだよね?(笑) じゃあ自分達とタゴサク(この本でいう人間と化け物)は一体何が違うんだろう?と考えると、人でも物でもいいから自分にとって大事にしている何かがあるかや自分が周りに必要とされる存在だと認識できるかどうかなのかなと思った。そういう気持ちを持てるうちは「世の中捨てたもんじゃない」と踏みとどまることができるのかなと。 読みながらいろんな感情が湧いてくるとても考えさせられる小説だったな。
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