
ぱち
@suwa_deer
2026年3月27日
ひどい民話を語る会
京極夏彦,
多田克己,
村上健司,
黒史郎
読書会
読んだ
読書会課題本
「ひどい」の意味合いを不条理的なものと勝手に想定して読み始めたらそれは下ネタの方の意味でやや肩透かしをくらってしまった。でも確かに民話はまずもって子どもに聞かせるものでありその子どもにウケのいいものが何かと言ったら下ネタだよなと読み進めながら納得した。そしてだんだんと懐かしさのようなものが込み上げてきてこの読み心地って何だろうと記憶を辿ると少年時代に読んだコロコロコミックのギャグやオチと全く同じだと思い至る。そしてどちらもある種の過剰を描いていて話の筋や文脈ではなくその脈絡のなさに身を委ねる快楽ってあるよなと思う。
それと(民話を)読み聞かせる上でその読み聞かせる相手の反応で話の展開を変えたり話の構成要素を変えたりする語り手の身振りのようなものがあって、ひどい民話にはそういう痕跡が残っているのでは?という指摘も面白かった。
伝説、昔話、そして民話。
語られる創作物を読む時に重要な観点を出していると思うしいろいろと読みたくなってくる。
ひどいけど良い本であった。


