
穂積໒꒱
@hozumi_
2026年3月27日
14歳、明日の時間割
鈴木るりか
感想
「5・6時間目 体育」
体育が大の苦手な茜のマラソン大会へ向けた一つの賭けと奮闘の日々の物語。
様々な人の状況を「デッドゾーン」と「セカンドウィンド」に例えている描写がすごく好きだった。一人一人の苦しみが登場人物により語られて、それを受けて主人公の茜が何を考えるのか何を思うのか、そういう描写がすごく良い。人から影響を受けている様子の書き方がすごく好きだった。特に中原くんのお兄さんのシーンが印象に残った。
中原くんが飛び込むことについてまた話してくれたのも良かった。今までの話を通して、中原くんへの理解が深まっている分あの時はどんな気持ちで話していたのかと想像が膨らむ。中原くんの話を受けて茜ちゃんが「好きなものがある人は強い」と羨ましく思っているのも含めてすごく好きなシーン。数年ぶりに読み返してこのシーンが今は一番好きな気がする。
その後のお葬式のシーンのてんやわんや感とか茜ちゃんが泣き出すシーンがすごくリアル。私も中学生で祖父を亡くしたとき、お葬式の最中よりも式が終わった次の日の夜ぐらいに布団の中で大泣きしたから気持ちが分かるなと思う。
最後のシーンの茜が行くところが西になるの書き方が秀逸。爽やかな終わり方に希望があって前向きな気持ちになれる。
好きなお話の感想まとめでした!
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