

穂積໒꒱
@hozumi_
学生/読んで考えるのが好き
- 2026年3月27日
- 2026年3月27日
14歳、明日の時間割鈴木るりか感想「5・6時間目 体育」 体育が大の苦手な茜のマラソン大会へ向けた一つの賭けと奮闘の日々の物語。 様々な人の状況を「デッドゾーン」と「セカンドウィンド」に例えている描写がすごく好きだった。一人一人の苦しみが登場人物により語られて、それを受けて主人公の茜が何を考えるのか何を思うのか、そういう描写がすごく良い。人から影響を受けている様子の書き方がすごく好きだった。特に中原くんのお兄さんのシーンが印象に残った。 中原くんが飛び込むことについてまた話してくれたのも良かった。今までの話を通して、中原くんへの理解が深まっている分あの時はどんな気持ちで話していたのかと想像が膨らむ。中原くんの話を受けて茜ちゃんが「好きなものがある人は強い」と羨ましく思っているのも含めてすごく好きなシーン。数年ぶりに読み返してこのシーンが今は一番好きな気がする。 その後のお葬式のシーンのてんやわんや感とか茜ちゃんが泣き出すシーンがすごくリアル。私も中学生で祖父を亡くしたとき、お葬式の最中よりも式が終わった次の日の夜ぐらいに布団の中で大泣きしたから気持ちが分かるなと思う。 最後のシーンの茜が行くところが西になるの書き方が秀逸。爽やかな終わり方に希望があって前向きな気持ちになれる。 好きなお話の感想まとめでした! 他のお話も暇があるときに感想まとめたい - 2026年3月24日
彼女が好きなものはホモであって僕ではない 再会(2)新井陽次郎,浅原ナオト買った届いた - 2026年3月24日
世界のすべて畑野智美読み終わった - 2026年3月21日
- 2026年3月18日
男友達、好きになったよかもがわ圭買った - 2026年3月16日
恋と呼ぶにはささやかですが(1)萩原ダイスケ買った - 2026年3月15日
愛情融資店まごころ新堂みやび,くさかべかつ美気になる読みたい - 2026年3月10日
14歳、明日の時間割鈴木るりか感想一つの中学校を舞台に時間割に見立てた短編で紡がれる、優しくてちょっぴりほろ苦くてユーモラスな物語 「1時間目 国語」 中学生で小説家デビューを果たした明日香の日常と少しの不安のお話。 思春期らしい悩みが瑞々しく書かれている。明日香の生い立ちや人への着眼点が面白く書かれていてリズム感やテンポ感が良いところも読んでいて楽しくなる。明日香は中学生で小説家デビューしてはいるけどそれを除けばどこにでもいる普通の女の子で、将来のことで悩んだり迷ったり、人と比べたり人からの影響を受けやすかったりする。そういうところが自分の中学生時代を思い出させて特にリアルだと思った。 特に最後の中原くんとのシーンが好きで、中原くんの言葉とそれを受けて明日香が思ったことが初めて読んだときからずっと印象に残っている。何かに悩んでいる時にこの言葉をかけられたら本当に嬉しいと思う。名前で呼んでもらえて嬉しくなるのも共感。私のときも中学校に上がって男女に距離ができてみんなどこかよそよそしくなる中、あだ名で呼んでもらえて嬉しかった思い出があるから明日香の気持ちに本当によく共感できる。 「2時間目 家庭科」 家庭科クラブ副部長の伊藤さんとそのクラブに突然入部した野間くんの同志の物語。 初めて読んだときから大好きなお話。このお話でポップを描いたことがあるぐらい当時大好きだった。 恋のような、そうではないような、曖昧な関係が同志に落ち着くのが嬉しいような寂しいような、でも応援せずにはいられない気持ちになる。このほろ苦さが大好き。登場人物がみんな優しい人たちだからこそこの終わり方になったんだろうなと思う。悲しませないようにそっといなくなった野間くんも、こっそり連絡先を教えようとしてくれた中原くんも、誰かを思って泣いた伊藤さんも、本当に優しい人だと思う。特に、伊藤さんが野間くんだけじゃなくて野間くんの家族まで思い出して泣いているのがグッときたし、あえて中原くんが教えてくれた連絡先を控えておかないでいるのも、野間くんの優しさを無下にしていない感じで良かった。野間くんの自分を犠牲にする優しさもダメではないんだろうけど、中学生の彼にはもっとわがままを言って欲しかったし、言える環境を与えて欲しかった。家庭科クラブでの思い出がこれからの野間くんを支えていってくれたらいいなと思う。 - 2026年3月9日
- 2026年3月9日
眠れない夜にみる夢は深沢仁気になる読みたい - 2026年3月8日
世界のすべて畑野智美読み始めた図書館で借りた - 2026年3月8日
- 2026年3月7日
14歳、明日の時間割鈴木るりか読み終わった - 2026年3月6日
絶対泣かない(1)山本文緒感想働く大人の女性たちの恋愛や生き様を書いた15の短編集。 特に好きなお話の感想まとめ 「花のような人」 突然仕事を辞めてフラワーデザイナーになった薔子とそれを見つめる主人公のお話。 タイトルが特に好き。綺麗で可愛い。主人公の自分の置かれた場所でコツコツ頑張るところも、薔子さんの新しいことにチャレンジしてその場所で踏ん張る姿もどちらもかっこいいと思った。自分もこんな大人になりたいと思わされる。小さなことでも自分の仕事に誇りとか喜びとかを見出せる人になりたいと思う。 「今年はじめての半袖」 失恋をきっかけにデパートで働き始めた主人公の奮闘の物語。 主人公がかっこいい。きっかけが何であれがむしゃらに頑張っている人はすごくかっこいい。どこに行っても最低な人はいるけど、頑張っていることを見ていてくれる人もいるから、何があっても諦めないでいたいなと思うし頑張っている人をちゃんと見ていられる人でありたい。そして嫌なことはすぐ忘れられる人になりたい。 「話をきかせて」 営業部員として働く主人公が人を気にかけるまでのお話。 ラストで主人公が決心するシーンがすごく好き。 人と関わっていくのはすごく難しいことだと思った。小さな気遣いとか誠実さの積み重ねが大切で、それらを心がけたうえで頑張っていても空回ってしまうことがあってそういう時に話を聞いてくれる人にそばにいて欲しいし、聞いてもらった分今度は聞く側に回れる人でありたい。そして人からの意見を受け入れられる人でありたい。 「真面目であればあるほど」 銀行で働く主人公の憂鬱と思い出の話。 とにかく雰囲気が好きな話だった。少しの寂しさとほろ苦さがあるところが好き。いろいろなことが変わっていく中で、変わらないものを見つけられたときの嬉しさって上手く言葉にできなくて、たぶんこのお話の主人公みたいに思うんだろうなとか思った。 どのお話の人物もみんなかっこよくて、こういう大人になりたいが詰まっていた。あっさりめなお話が多いから疲れているときでも読めそう。 - 2026年3月5日
- 2026年2月28日
- 2026年2月28日
片付かないふたり村崎なつ生,眩しい感想他人に憧れてばかりの憂と自由奔放なすずり。ひょんなことから始まったふたりの奇妙な同居生活と「自分らしさ」をめぐる物語。 憂さんの他人に憧れてばかりで自分に自信がないところに共感。些細なことで人と比べて自分がどんどん嫌になっていくところとか自分に自信がなくて好きなものにも自信がなくなる感じがすごく分かる。常日頃自分が考えていたようなことが言語化されていて分かる分かると心の中で何度も頷いた。 ただ、憂さんと私の違うところを挙げるとしたら、憧れの形が違うところと憧れの人に忠実なところだと思う。私の憧れの形は、憧れの人自身になりたいと思う憂さんとは違って、憧れの人のそばにいられる、いる資格のある人間でいたいという感じで、あくまで自分は自分でいたい気持ちが大きい。その点、憂さんは憧れの人に忠実で、隅から隅まできちんとその人の真似をして自分に落とし込もうとしてる。私はそこまでストイックには行動できないし、実際になりきることになったとき自信を持って「この人ならこうする!」と思って行動できないと思う。だからこそ、居酒屋のシーンは憂さんの行動力と自信にすごいと思った。でも、そこでなりきっているのはあくまで憂さんから見た奈々さんの姿だよなとも思った。 章が進むにつれて憂さんが変わっていくところが特に好き。すずりのことをちゃんと知ろうと、依頼に応えようと真剣に向き合っているのが分かるのが良い。すずりに向き合いながら自分にも向き合って、「自分らしさ」に答えを出しているのが、読んだときの自分の状況も相まってグッときた。「効率よくいこうよ」の言葉を最後に憂さんからすずりにかけるのも良い。最後の章は、寂しさも残るけど、この物語の終わりとして最高の終わり方だと思う。自信をなくしたり他人が羨ましくなったり「自分らしさ」が分からなくて苦しくなったりしたときに何回でも読み返したい。 だいぶ遅くなったけど感想まとめ - 2026年2月28日
砂漠伊坂幸太郎気になる読みたい - 2026年2月28日
それでもまた誰かを好きになるこざわたまこ,一穂ミチ,光文社文庫編集部,田中兆子,砂村かいり,麻布競馬場気になる読みたい
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