鬼サソリ "何者" 2026年3月26日

何者
何者
朝井リョウ
映画を観てから読書 男のわりには繊細な文章、だが表面的な観察、と思ってたらそれすら壮大な伏線だった 一回り以上年の離れた職場の後輩が何を言っているかわからなかったので、若い人の本を読もうと思った 多分彼女は理香ちゃんだった 理想は高いけどぼんやりとし、SNSで集めた「正解」をいつも目指してた 耳障りのよい横文字をコピペして、自分の思想のように語ってた 認められたくて、でも否定を恐れて空回りしてた 恵まれた環境の人を羨んで、自分がそうでないことを嘆いてた 自分の軸が無いな、と思って見てたけど、5年経っても軸はできてこなかった 彼女の軸は外にあるからだった 褒められが発生しないと自分を認められないのに、会社ではまず褒められは発生しない。年を取れば尚更。 「会社に期待しすぎた」と彼女は言ってたが、そういう意味だったのか 頑張ってる私を認めてほしいと、背伸びして頑張ってだけど、どこかで折れちゃったんだな 彼女は辞めてしまったんだけど、多分それでよかった 彼女が求める丸ごとの賞賛は、会社はもちろん、誰も与えてはくれない みっともない努力をしまくって、誰からも選んでもらえなくても、それでいいって 少なくとも会社からの評価は手放せたんかな と現実と小説を結びつけて解った気になってるそこの私、拓人です でもこういう頭の中の遊びは楽しくてやめらんないよな
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