
風来書房
@furai_books
2025年3月16日

読み終わった
面白かった。
自分も当事者ということもあると思うけれども、本題のはずのところから、脳内連想ゲームが続いてちょっとずつズレていき、はっと気づいて元に戻るような感覚が読んでいてすごく「あるある」感。
著者が文学研究者だけあって引用が非常に幅広く、直感的に「これはいいな」と思うものから訳分からんものまでいろいろ。
旅行記を主題に添えてるものの、話題が反復横跳びしながら移動している感じなので、解説の通りジャンル分けするのが難しい。
読んだ中から自分に引っかかった部分を抜き出して、そこから「引用元を読む」「話題にあがった行き先に行ってみる」みたいなとっかかりにするのにいいかもしれない。(少なくとも自分は『死霊』を読んでみようと思った)