塩見佯
@genyoutei
2026年3月28日

虚ろなる十月の夜に
ロジャー・ゼラズニィ,
森瀬繚
読み終わった
ゼラズニイ最後の長編でもある本作。
「名探偵」「切り裂き魔」「伯爵」といった著名なキャラクターたちが登場し、儀式のために二つの陣営に別れ合い争う! というあらすじからはFGOのような活劇を想像してしまいますが、実際は彼らの使い魔である犬や猫といった動物たちの話がメイン。のんびりスローライフ魔術風味(でも人は死ぬ)といったなんとも言えない感触です。
登場人物たちの過去も目的も描くことなく長編を成立させるという難易度の高いことをしれっとやっているのもポイント。
全体的に地味であることは否定できませんが、ゆったりしたペースに慣れれば、ネタも多く楽しく読めます。