
草下
@ksk_moeno
2026年3月28日
ある行旅死亡人の物語
伊藤亜衣,
武田惇志
読み終わった
小説
図書館で借りた
とても面白かった。
「行旅死亡人」という単語をこの書で知った。
昔、「隠の王」という漫画で自分が生きていてた痕跡ごと自分の存在を消して欲しいと言っていたキャラクターがいた。似ているなと思った。
千津子さんにとって、唯一の彼女らしさをぬいぐるみに感じた。指のない右手でぬいぐるみを撫でる時、千津子さんの唇は薄く微笑みの形を浮かべていたのではないか。そんな気がした。そういうさびしさが本書にはあった。
三浦綾子の「一生を終えてのちに残るのは、われわれが集めたものではなくて、われわれが与えたものである」という言葉を思い出した。
