村崎
@mrskntk
2025年3月11日

わたしが魔法少女になっても
氏家仮名子,
甘春わすれ
読み終わった
まず!装丁が!かわいい〜〜🥰🥰🥰ずっと見ていられる🥰🥰
でも読んでいると🥰🥰の顔は崩れていくんです、魔法少女はかわいいしロッドや衣装、詠唱にときめきを確かにおぼえるのですが、ベースはものすごく現実!お金事情とか現実的(魔法少女は給料をもらえる‼️でも安い)
そしてこれは誤解を恐れず言うのですが、魔法、妖精、仲間との出会い、絆などなどわくわくできる展開が次々と出てくるのですが、でもわくわくできない、というか軽率にわくわくできない。それは魔法少女をエンタメ消費できないという意味で、戦っているのは生身の人間というのを戦いのなかで何度も味わわされてしまうので……魔法少女じゃない人間にとってはある種ショーのようにうつる黒禍との戦い、写真も動画も撮るし、最後は魔法少女が勝つと無責任に信じている。そして本当に負けそうになるのは駄目(他人に戦わせているという罪悪感がたぶん一気に出てくるから)
華やかさの裏にある苦痛を魔法少女以外の「みんな」を通して見てしまっているような、自分の無責任さが暴かれてしまうんじゃないかという緊張がつねにありました。
でもそれとは別にゆめりたちを応援したい気持ちも胸が熱くなる場面もあって、そのバランスがすごいよ〜〜〜😭と思いました!
ゆめりと夜空がラーメン食べているところもめっちゃ好きだった!内輪だけで褒め合っても意味がないというのも、でもはるか昔に読んだネットの漫画のことをずっと覚えているくらい「内輪」だとしてもだれかの作品を好きになれるのも、どっちもわかるよ〜〜〜😢(私も15年くらい前に読んだネットの小説いまだにおぼえてる、また読みたいな)
激重感情も大好きなやつでした!野望のためになにもかもを捨ててしまえる覚悟……よい…
(突然言うけど私は神風怪盗ジャンヌのフィンがめちゃくちゃ好きなんだ……)
あと装画の背景がめっちゃオフィスの風景でそれもいいな〜と思いました!
私はおジャ魔女で言うところのおんぷちゃんを好きになりがち、ビジュではアイギスが好きなんですが、でも頑張り屋の「宵町かのんがこの世で一番♬」☺️


