
𓂋⟢˖⊹ ࣪
@nmccormick
2025年6月17日

ちくま日本文学全集 2 寺山修司
寺山修司
読み終わった
「毛皮のマリー」
刺青の男 (口ごもっているが、思いきって)へ、へ、へ、変態!
マリー (やさしく笑って、男のグラスにシャンペンをみたしてやる)そう、世間の人はあたしのことを、自然じゃないって仰言るようね。作りもので、神さまの意志にさからっているって。でも、そう言う人に限って、庭に花の種子をまいたりすることは平気なんだ。神様とはまるで無関係の、一袋二十円の種子なんぞまき散らし、それが自然を冒瀆してるなどとはツユ思わない……いいえ、どうせ、人生には自然のままでいいものなんて一つもありゃしないんだよ。