不詳Y
@Fusyo-Y
2026年3月29日
一億年のテレスコープ
春暮康一
読み終わった
変な中毒性のある作品。手は止まるが、すごく読みたくなる。
所謂ファーストコンタクトSFと呼ばれる部類で、宇宙人と初めて接触するタイプのそれなのだが、ファーストコンタクトSFというジャンルでくくるにはあまりに様々な要素がありすぎる。最初こそ教室の窓から不思議なものを発見するなんて可愛らしいストーリーが展開されるが、いつのまにか銀河とかの話になってくる。いつの間にここまで話がでかくなったんだ、と常に困惑する。
ソフトSFに分類されるが、それ故か、複雑怪奇で訳がわからない用語の解説が皆無と言って良いほど省かれていて、キャラクターの会話になかなかついていけないので、ある程度科学(特に宇宙とか)、SFに詳しくなってから読みたかった。しかし、知らなくてもそれなりには会話の内容もわかるし、大筋のストーリーは理解できるので、必須というわけではない。
この作品は時系列がごちゃごちゃで構成されていて、ちっちゃく目次とかにナンバーがついているので、構成順、時系列順の二通りで楽しめる、と思う。今回、私は図書館の都合で二周出来るほど借りられなかったので、その楽しみ方ができなかったのは残念。

