一億年のテレスコープ

17件の記録
- 白沼@shironuma2025年8月22日読み終わった遠くを見たい、という強い欲求のある望が、友人である新、縁と宇宙に旅立ち様々な文明に出会っていくファーストコンタクトものSF。 そもそも一億年のテレスコープというタイトルにロマンがありすぎる。話の内容にもぴったりだし、すごい。 望、新、縁の三人組が高校時代の友人たちを思い出させてくれて、ちょっと懐かしい気持ちになった。時間のスケール感が全然違うけど。 あと最後の最後まで飛行体の正体が分からなかったあたり、まだまだ本を読む経験が足りないなぁと思うなどした。
- ゴトウ@ptk5102025年7月11日読み終わった彼方を望む――とおくをみること。 地球外生命体とその文明の描写など、圧倒的なアイデアの奔流。自分たちの存在の価値を引き上げてくれるような紛うことなき光のSF。 正直ラストあたりの展開が今では映画なんかで「よく見る」ものに該当してしまうかなと思いつつも、そこに至るまでの熱量が文字通り桁違いで圧巻だった…。 一番感動したのが合間に挟まれる「遠過去」「遠未来」の幕間。初読時はなんのこっちゃさっぱりな内容が徐々にピントが合うように繋がっていく様子は、正に“時計を合わせ、梯子を接いだ”ような閃きで何度も読み返すはめになったり。 自分の精神をアップロードして外宇宙を渡る、という設定は『みずは無間』も印象深いんだけど、あっちはどんどん深宇宙と精神に呑み込まれていく闇のSF(当社比)だからね…どっちも好きですが!
- ゴトウ@ptk5102025年7月6日読み始めた七夕だし宇宙ものを、みたいな軽い気持ちで読み始めたものの。まだ序盤も序盤なのに、既にファーストコンタクトものにおいて『プロジェクト・ヘイル・メアリー』と双璧をなしそうな名作オーラを感じる…