
K野
@knocano
2026年3月30日

買った
読み終わった
感想
電書
いつも小さなことを気に病みがちで不眠気味の小都は、自分の意見をはっきり言えて昼休みにきっかり15分仮眠をとる雨宮を密かに尊敬している。
ある日偶然一緒に飲んだ帰り、雨を避けて家に招いた雨宮との会話から不眠を打ち明けてしまったところ、雨宮が添い寝を申し出てきて…
よくある設定だけど空気感や会話がすごくいい意味で独特だった。学生時代に関係の進展を期待されていた女性に応えられず泣かせたトラウマがあって自分は欲の薄い人間だと思い込んでいた雨宮に小都が「逆に欲に忠実なのでは?欲しくないものはいらないんでしょう?」と言ったり、だからこそ自分との添い寝は雨宮に意味のあることだったんだとご機嫌になったり。
ただズーンと悩みそうな事柄に、なんていうか前向きで温かい答えの付加されていく感じが。
とても丁寧でじんわりと癒された。
小都の名前からオズの魔法使いに準えた会話や思考が何度も出てくるところも話によく馴染んでいて良かった。
最近BLに求めるものはこういう対等だけど同じではない二人がゆっくり寄り添っていく物語性だったりするんだけど、リーマンで絞り込んでから表紙絵が二人対等に穏やかな絵柄のものを買うとかなりの精度で望む作風に辿り着く気がする。
特に受けが嫌がるような表情をしていないのめっちゃ大事。