rs_specialsauce "暗手" 2026年3月31日

暗手
暗手
馳星周
馳星周さんの著書の「暗手」。 あと書きで知りましたが、「夜光虫」の続編だったのですね。 台湾プロ野球で八百長に手を染め、罪から逃れるために次々と裏切りと罪を重ねた主人公は、続編では流れ着いたイタリアでサッカー賭博の八百長の仕事を請け負いつつ、新たな事件に巻き込まれていく。というストーリー。 こちらの常識では測れない裏社会の価値観の中、一般人と繋がった接点に心が動き、がんじがらめの中で主人公が孤独と絶望のなか暴力に狂っていく。どこにも感情移入ができず、どこにも共感ができない。救いもない。 これぞ馳星周のノワール。これが読みたかった、このスリルを味わいたかった、この胃に残る不快感を味わいたかった、という納得の読みごたえでした。
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