はれのち "幽霊の脳科学" 2026年4月1日

幽霊の脳科学
幽霊の脳科学
古谷博和
このタイプの幽霊体験は、脳のこの疾患によるものではないか、って感じで、平易な文章で考察して下さっている(ただし、医学的な専門用語・図表は普通に難しい、さっぱり分からない笑)。 ただ、著者さん自身も書かれているように、幽霊は医学的に解明可能だから存在しない、っていう方向性ではなくて、そこに好感を持った。その人の、その脳にとっては、幽霊体験はまじで現実と地続きなんだなって。 『姑獲鳥の夏』の、特に印象的で好きな文章を思い出したりも。 『我我が今見て、聞いて、体感しているこの現実は現実そのものではない。脳がその裁量によって選択した情報で再構成されたものだ』『我我は現実に生きているかの如き錯覚を以て、実際は脳の中だけで暮らしているようなものなのだ』 脳の中に生きているなら、脳が見せる幽霊も当然、実在することになる。 脳こそ最も怪異的に思え、それが自分の頭の中にもあると思うと、なんとも言えない気持ちになった。
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