
鷲津
@Washizu_m
2026年4月2日

わたしの本棚
「第四間氷期」 安部公房
数年前、カーツワイルが声高に叫んでいた『シンギュラリティ(技術的特異点)』要するにAI(人工知能)が人を超える時
安部公房は、そのことを半世紀以上も前に書いていました。結末はバッドエンドですが…
暗示的な序曲で幕は開け、話はすぐにモスクワ1号、予言機械の登場から始まる
自分で自分をプログラミングする機械、その機械の教育と訓練を行う人々...まさしく今流行りのAIとディープラーニングですね
機械が次に何を予言するかを追っている様を語りながら、並行して静かに進行する主題、予言を知った人は、果たして乗り越える事が出来るのか
私にとっては、公房の中で一番好きな小説。何度読み返しても飽きる事がない傑作です

