
花春
@haru-tuge
2026年4月3日

ゲストハウス八百万へようこそ
仲野ワタリ
ギブアップ
全4話の連作キャンペーン中、第1話を読み終えた時点でギブアップ。
若い女性が古民家を改装しながら外国人向けのゲストハウスを経営する、手伝っているスタッフはそれぞれタイプや人種の違う男性ふたり、いろんな国から日本に遊びに来たゲストキャラクターをメインにどたばたほっこりした日常が各話で描かれる…など、散りばめられたひとつひとつの要素や全体的な雰囲気はすごく好きだった。
不法滞在や生まれ育った国の違いからくる価値観の相違によるトラブルなど根深い社会問題も取り扱いつつ、しんどくなりすぎないようライトにまとめてあって、お互いに歩み寄って「日本が好きだよ!」と笑い合って終わる前向きな着地のさせ方もよかった。明るい読み心地。
ただ、主人公たちの仕事のやり方の適当さに、職業意識というか誠実さを感じられなくて、キャラに対しての好感度が第一話途中で底辺に落ちたあと戻らなかった…。
たぶん、「外国人向けゲストハウス」という仕事の説明や描写が足りなかったのだと思う。
作中で「ここがゲストハウスの難しいところ」なんて雑なひとことでまとめられていた部分を丁寧に描いてないから、「ゲストが法を犯してたり町の住民に迷惑かけてるのに目を瞑って自分たちは関係ないふりをする」とかの消極的な態度に対して説得感が生まれず、「これはただ無責任で適当な仕事してるだけだろ」と感じてしまった。作中では良い意味でのゆるさだと表現していたけれど、読者であるわたしが理解を示せなかった。
どうして収支もプラスになってないのにゲストハウスを頑張り続けたいの?そこまでの熱意と『ゲストハウス』だった理由はどこ?とか、スタッフもなんでここで働いてるんだろう?働いてて楽しいのか??のキャラクターへの理解も一話目でできず、キャラへの愛着もわかなかった。
全体的に惜しい!という印象。