
みつ
@m-tk
2026年4月3日
子どものこころは大人と育つ
篠原郁子
読んでる
借りてきた
── なぜ本書が「子どもと大人との関係」に着目するかというと、子どもが生まれてから出会う様々な相手との間に築く関係の「質」を考えていくことが、子どもの幸せな人生につながると思うからです。子どもとつながる大人が、知恵を持ち工夫をして、子どもとの関係を 「いつでも、ここから」つくり、続けていくよう励むことは、子どもが幸せに生きていくちからを育むことにつながると考えるからです。


みつ
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── アタッチメントの考え方でやっていきたいこと、目指したいことは、正確に子どもの心を言い当てることではありません。子どもと一緒にやりとりをしながら、ああかな、こうかなと関係をつくって、続けていくことだと思うのです。よしんば子どもの気持ちを言い当てたとしても、「当たり」でおしまいではなくて、その子どもの気持ちに対してあなた自身はどう思うか、あなたはその子どもの気持ちにどう関わっていくか、ということが、大事になってくるのです。

みつ
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── 大変なことやつらいことが何も起きない人生を用意することはやっぱりできません。けれども、「何かあっても何とかなる」という心持ちを育てるサポートならば、私たち親に、大人に、できることがあるのではないかと思うのです。

みつ
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── 子どもが自分の心で、自分の心や相手の心について思うことは、最初からできることではありません。子どもはあっという間に大きくなるけれど、一人で全自動式に大人に変身していくのではないのです。その育ちの過程には、その子どもの心を思ってくれた大人の存在があると思うのです。

みつ
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── 大人が子どもを「育てる」と言っても、ゼロから一を生み出すほどのことはできないし、育ちを「支える」と言っても、子どもに絶対的で不可逆的な影響を及ぼすほどのちからはないのです。それができると思うのは、命に対して不遜ではなかろうかと感じます。だから、大人はせいぜい支えることしかできないのだけれども、そのせいぜいのことが、なんとも奥深いのです。

みつ
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── 子どもは目の前の「この人」とのつながりを通して、社会を知ります。相手から自分の存在が受け入れられている、自分の価値を感じられる、安心できる、安全だと感じる、何かがあっても大丈夫だと思える。そんなことは、抽象的に子どもに教えることはできません。子ども一人ひとりが、自分の心で、そんなふうに感じるかどうかにかかっています。子どもがそう感じられるように、大人は実際に、子どもとの間で具体的なやりとりをしていくしかありません。