みすてぃ "旋律になる前 の" 2026年4月4日

旋律になる前 の
かなりハイレベルな詩(集)だと思う。現代詩を読み慣れていないと面食らうかもしれない。現代詩過激親和派なので、個人的にこの高邁な構成や言葉遣いのセンス・美学に敬意を評したい。 散文と行分けの混在。漢字とひらがなの使い分け。めちゃくちゃ難しい単語が使われているわけでもないから、注意深く読めば、単一の詩集として放たれる茫洋とした世界観が受け取り側が認識できるイメージとして浮かび上がってくる。しかしそれはやはり「茫洋」としたままであり、明示するのは難しい。朝吹亮二氏が指摘するように書き手の紫衣氏は「旋律になる前の」言葉の、発話の、人間という存在のoriginを探し求めているのだから。
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