
pamo
@pamo
2025年3月17日

君のクイズ
小川哲
読み終わった
感想
図書館本
クイズプレイヤーの頭の中の解剖書。
今やカプリティオやクイズノックの活躍などで「競技クイズとはなんたるか」もかなり知られるようになったが、1人のプレイヤーの頭の中がどうなっているのかが鮮烈に描かれる小説。
クイズプレイヤーではない作家が、有名プレイヤーたちへの取材によってここまで文章化できるのだということに驚き。「クイズ番組の最後の問題で、ライバルが一文字も読み上げられていない問題に正解した」という不可解な状況を謎解きしていく、その過程で主人公の過去やクイズとの向き合い方が描かれていく…という構成も面白い。
胸がギュッとなったりドキドキしたりしながら、一気に読めてしまう、誰にでもオススメできる一冊。