mm7785mm "南島紀行 (福音館文庫 ノン..." 2026年4月4日

南島紀行 (福音館文庫 ノンフィクション)
ロケット基地のない種子島、世界遺産になってない屋久島、奄美大島。空港がなくて船で何日かかけて行くしかない、時代の奄美群島紀行。 奄美大島は山と山の間にちょこちょこと集落があって、今はやたらトンネルあるな、、と思いながら通り過ぎて行くだけだけどない時代はお隣に行くだけで山を越える必要があって、めちゃくちゃ大変だったんだろうな。ということがよくわかる。 徳之島まで来て旅を振り返る言葉が印象的。 "これまでの島は海と山とのわずかばかりのあいだに人は住みついていた。めぐってもめぐってもコップの底にたどりつくようで息苦しくも感じたものだった。けれどこちらの島では思いっきり深呼吸できる。" ものすごい手間のかかる大島紬作り、ソテツの実とか芯をめっちゃ時間かけて味噌にしたりお粥にしてたり、田んぼは食えんからやめちゃった、とか機織りが結構良い仕事になってるとか、今はまた違うだろうけどまだ伝統とかが残りつつ現代的になって行く過渡期っぽい話が興味深い。 著者は島ことばとか風習を収集したいけど島の人たちは著者の前では島ことば喋ろうとしないし、テレビ漬けになってたり。葬儀の仕方も昔ながらの葬り方をやめてわざわざ遠くからお坊さんに来てもらうようにしてたり。それに対して著者は憤慨しているのだけど 黒糖地獄の話を旅先で聞いた後に読むとなんとも言えない気持ちにはなる。
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