
読書日和
@miou-books
2026年4月5日

毒草師
高田崇史
読み終わった
お正月に実家で見つけて、そのまま持ち帰ってきた一冊。
2007年出版。長く本棚に眠っていたものが、ふと表に出てきたのかもしれない。
Q.E.D.シリーズは未読だけれど、問題なく楽しめた。
推理小説でありながら、和歌や伊勢物語をなぞらえて進む構成。
重たくなりすぎず、疲れていてもすいすい読めるのが心地いい。
ちょうどこの季節にぴったりの一首、
「世の中にたえて桜のなかりせば
春の心はのどけからまし」
そんな読み方もあるのか。
そして、よみ人知らず。
殿上人未満は「人」として記録されないという、
平安時代の価値観の厳しさにも驚く。マウントきつー!
ただただ疲れ切ってミステリーに逃げたいと思って読み始めたけれど、意外な楽しみ方のできた一冊。

