スカイ "時計館の殺人<新装改訂版>(..." 2026年4月4日

スカイ
スカイ
@skygrey
2026年4月4日
時計館の殺人<新装改訂版>(下)
おもしろかった! ミステリーが好きでこれまで色々と読んできたけど、原点を知らないとオマージュとかが楽しめないなと思って、1年半ほど前からアガサ・クリスティをコツコツと読み進めている。 綾辻行人さんは小野不由美さんの配偶者ということしか知らず、そろそろ読んでみたいなと思っていたらaudibleに来てよかった。 (『Another』とかはホラー要素が強そうで、手が伸びない) 1990年代初頭の発表ということで、現在の作品でよく見る形がたくさん登場して、まるで教科書のようで楽しめた。 探偵と助手が外と内で別々なのもおもしろかった。最後に登場する、手記を照らし合わせた表が緻密で、本で読んでたらもっと時間をかけて見たと思う。でも先が気になってPDFを流し見して、すぐに続きを聴き始めてしまった。 昔読んだ『金田一少年の事件簿』を思い出した。同じくらいの時代に発表されているからかな。 1度目の解決ターンで全然納得が行かず、思わず残り時間を見たら2時間も残っててにっこりした。 トリックは大掛かりな仕掛けだった。時計館という名前や死体を埋めること、睡眠薬っぽいことなどから、時間を誤認させるんだろうとは思ったけど、館設計の動機になるほどと思った。 こういう風に、トリックの仕掛けや犯人の動機、巻き込まれた人々の内情が丁寧に描かれている作品が納得感があって好き。 最近のトリック偏重の作品は、あっと言わせることを重視していてキャラやストーリーが駒や装置のようで苦手なので、好みの作品に出会えてよかった。 館シリーズの他の本もaudibleに来ないかな。 犯人が自供し始めるあたりは、『あつ森』で魚釣りをしたり素潜りをしたりしていた。なんか、犯人にすごく魚のイメージが付いちゃったな。 まわりの風景とか、物音とか、していた作業とかが聴いていた作品と合わさって思い出になるのが、audibleの好きなところ。 自宅や最寄駅には、数年分のaudibleでのいろいろな作品の思い出が詰まっていることになるな。 そういえば、カップラーメンは3分が2分半になってもそんなに変わらなくない?
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