いちのべ "セメント樽の中の手紙" 2026年4月9日

いちのべ
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@ichinobe3
2026年4月9日
セメント樽の中の手紙
講義で取り上げられる作品のうち、唯一、教科書では読んだことのなかったもの。 セメント樽から釘付けされた箱が出てきて、そこからボロに包んだ紙切れが出てくる、果たしてその内容とは。 その時代や当時の労働環境から遠い現代に身を置く者としては、ある種のホラーやミステリーのようにも思える展開だったし、学生時代に読んでいたら絶対に忘れられなかっただろうなと思う。 いや、本当に「遠い」のか? 肉体を直接損壊されたことはないが、労働の場で尊厳を傷つけられたことも、長時間労働で心身をめちゃくちゃにされたこともある労働者なのだ、自分は。 だから、与三のこの言葉は、女工の手紙を読んでそう言いたくなる気持ちは、何となくわかってしまうのだ。 > 「へべれけに酔っ払いてえなあ。そうして何もかも打ち壊して見てえなあ」
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