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いちのべ
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@ichinobe3
何でも雑多に読む。
  • 2026年5月16日
    淑やかな悪夢
    淑やかな悪夢
    シャーロット・パーキンズ・ギルマン『黄色い壁紙』 > 発表後の反響は小さくなかったようで、ボストンのある医師は「こんな小説は書かれるべきではなかった。読んだ者が誰であれ、正気を失わせること疑いなしだ」と抗議したそうである。(p80) 概略のこの一文で上がったハードルをゆらりと超えてくる奇怪さがたまらなかった。最後の一段落から浮かび上がる情景のおぞましさよ。 フェミニスト文学としての読み解きもできるようなので、その目線でも読み返したい。
  • 2026年5月15日
    依存症と人類
    依存症と人類
    依存症専門医であり、アルコール依存症からの回復者でもある著者が、米国の依存症対策史に、著者自身の回復の個人史を織り交ぜて描くというこれまで読んだことのない体裁の本。 とにかく情報量も知らないトピックも満載で、更に著者の症状がどうなっていくのかも気になってページを捲る手が止まらなくなる。
  • 2026年5月15日
    心理学概論〔改訂版〕
    心理学概論〔改訂版〕
    2〜7章読了
  • 2026年5月14日
    江戸POP道中文字栗毛
    江戸文芸の読書エッセイ+リメイク短編小説。 児玉雨子さんの解釈、言語センスが面白くてサクサク読める。特に好きだった一節。 > 作品内に「読者の人生に影響を与えてやろう」といわんばかりのクソバイスもなければ、「泣かせてやろう」とか「性的に興奮させてやろう」とかいった体液頂戴物でもない。この滑稽は決して清廉ではないけれど、純粋だ。純粋な娯楽に私は憧れてしまう。(p42) 紹介される作品は、現代の感覚では不快な要素もあれば、現代でも変わらないなと感じる側面もあり、社会や規範は変わっても、人間の営みや感情はたいして変わらないのかなと興味深い。 3編収録されているリメイク短編小説も楽しく、特に『潤色昼世界 真夜中の裏 ——原作:山東京伝「青楼昼之世界錦之裏」』が素敵なシスターフッド小説で嬉しかった。
  • 2026年5月14日
    人類学者が教える性の授業
    生物進化の縦軸(自然)と比較文化の横軸(文化)の両軸からセックスの謎に分け入る本。 これまで、どちらかというと比較文化の方向性でセックスについて触れる機会が多かったので、生物進化に関する第1章は知らん面白い&興味深い情報が山盛りだった。 ・ハーレムを形成する動物は、オスが入れ替わるタイミングで前のオスが作った子を殺すが、ボノボは乱交的な集団=父親が誰かにこだわらない社会を作ることで「子殺し」を回避している。 ・2匹のトンボが繋がったまま飛んでいるのは交尾ではなく、オスがメスを横取りされないようにメスの首をつかんで飛行している(タンデム飛行)。 ・哺乳類の精子は数が多いほど有利。ハーレム型のゴリラは精巣が小さめ(体重の0.02%)、複数の雌雄が群れを作って乱婚するチンパンジーは大きめ(体重の0.3%)。 ・インドネシアのブギス社会には5つのジェンダーが存在する。
  • 2026年5月13日
    新版 こどものためのドラッグ大全
    タイトル通り、こども向けで読みやすいが、大人の自分が読んでも学びしかなかった。 なぜなら子どもの頃、「ダメ、絶対」という「反ドラッグキャンペーン」しか与えられてこなかったからだ。 > (前略)ドラッグに好奇心を覚えるのは、思春期になれば、セックスのことに興味を覚えるのが自然なように、人間の本性に深く根ざしたものだ。 > ところが日本には「性教育」はあるが、「ドラッグ教育」は存在しない。あるのは「反ドラッグキャンペーン」だけである。(p17) アルコールやタバコもドラッグ(「人間の意識に強い変化をもたらす薬物」が本書における定義)のひとつなのだから、「ドラッグ教育」が何も無いのって奇妙だよな〜とあらためて感じた。 > ドラッグに関連した精神病を専門に扱う医師や薬理学者の多くは、精神病発症の引き金となっているドラッグは、一番目がアルコールで、二番目がマリファナである、という見解があることに注目しておきたい。(p45) > しかし、今日、ニコチンは、ヘロインやコカインとほぼ同等か、それらをも上回る、強い依存性をもったドラッグであることが、明らかになってきている。(p79)
  • 2026年5月13日
    音でデザインする 「緊急地震速報音」は、なぜ緊張するのか?
    本ダレの著者ゲスト回で、iD決済のサウンドデザインの話がすごく興味深かったので。 https://youtu.be/ythWrZvq6Ww?si=bYlTE_WGW8LohHYY
  • 2026年5月11日
    ととはり屋敷 比嘉姉妹シリーズ
    予約購入。
  • 2026年5月11日
    BL古典セレクション(3) 怪談 奇談
    BL古典セレクション(3) 怪談 奇談
    原作とその元になった話にある要素をモリモリにした『In The Cup of Tea.(茶碗の中)』が怪奇短編として良い後味。 『待ち人来たりて(和解)』は、BLだけでなく百合まで楽しめて嬉しかった。
  • 2026年5月10日
    BL古典セレクション(3) 怪談 奇談
    BL古典セレクション(3) 怪談 奇談
    日本のあちこちに伝わる説話や昔話を、ハーンが「再話」した小説を、王谷晶がBL物語として「再々話」した小説集。 元の話を知らないものは一旦『怪談・奇談(角川文庫)』で目を通してから、本作を読むことに。 冒頭の三編を読み、特に面白かったのが『鮫人の感謝』。 元の小説から男同士の友情譚だったので、どう再々話するのだろう?と思っていたら、主人公の振る舞いの愚かさを鮫人の目線から再描写し、人ならざるものの悲恋として描いていて、元の小説とは異なる後味を残す。
  • 2026年5月10日
    ([お]17-1)完璧じゃない、あたしたち (ポプラ文庫 お 17-1)
    恋愛とかシスターフッドだけじゃない、多種多様な「女と女の話」を浴びることができて幸せな時間だった。 特に好きだった話たち。 『友人スワンプシング』 栃木弁とファンタジーめいた展開の組み合わせが好き。 『姉妹たちの庭』 SF的な乾いた世界観で、「任務」の顛末のグロテスクさが印象に残った。 『十本目の生娘』 最後のひと段落があまりにもロマンティックに感じられた。 『あなたのこと考えると無駄になる』 「靴」がキーアイテムになるガールミーツガール。相手の女の子が魅力的で、主人公の頑なさとのバランスも良くてニヤニヤしてしまった。 『ヤリマン名人伝』 セックスが「趣味」の女性たちの話、朗らかでラストに希望も感じられて好き。
  • 2026年5月10日
    アメリカ南部の台所から
    アメリカ南部の台所から
    アメリカ南部の食文化に触れられるエッセイ。 一度もアメリカに行ったことはないが、 Kevin's English Room のおかげで断片的に知っている食品が出てくるのが答え合わせのようで楽しい。(「モラセス」とか) 小麦粉の分類が漠然と把握していたより複雑だったり、牛挽き肉は脂身の割合で種類分けされていたり(豚・鶏は分かれていなかったり)、細々とした知らない文化ばかりで興味深い。 > 日本から来たばかりだと伝えると、アジア人には短い米が必要だと、ちょっとおまけしてくれました。(p24) 好きだった一節。短い米は必要……
  • 2026年5月10日
    「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存
    『税金で買った本』16巻に出てきて、とにかくタイトルの小説が気になるから読みたい
  • 2026年5月10日
    方舟
    方舟
    『十戒』を先に読んでしまったのは悪手だった、と理解。 とはいえ犯人が誰かを知っていても、そんなトチ狂った動機までは想像できなかったので、エピローグでそういうことかー!と驚くことはできた。 麻衣の描写がそこまで魅力的と感じなかったのと、学生時代の関係もサラッとしか触れられていなかったので、麻衣とキスしたりドギマギしてる主人公には感情移入できず、浮かれとるのぅと醒めた目線だったし、結局一緒に残るほどの想いはないんか〜!マァそれも人間らしく浅ましい選択かな〜と思ってたら、なるほど選択しなかったからこそ効いてくるあの終幕よ。 とはいえ登場人物たちに「この人は生き延びてほしい……!」と思い入れを抱くほどの個性や魅力を自分は感じられなかったので、あのラストも絶望感はあんまり無いのがちょっと残念ではあった。せっかくの、またとないオチなので、もっと厭な気持ちになりたかった……。
  • 2026年5月10日
    マザーアウトロウ
    張子のエネルギッシュさがとにかく眩しく痛快で、その張子と個人対個人として「マブ」になる波那の価値観にも共鳴するところが多く、元気をもらえる読書体験だった。蹴人の、張子と海へ行った記憶が特に印象深い情景。
  • 2026年5月6日
    歌舞伎町に沼る若者たち 搾取と依存の構造 (PHP新書)
    遠い別世界の話ではなく、当たり前だが、いつも触れている現実と地続きの話だな、とあらためて感じた。 > 簡単に誰かを推せる時代に、コミュニケーションが相互で取れる距離感の人間を「推し」と見なすことは、相手を偶像化し、都合の良い部分だけを切り取っているように感じてしまうのは筆者だけだろうか。(p87) > どれだけ歪んでても、理解されなくても。私の人生はもともと何もなかったんだから、色をつけてくれた担当に全部捧げてお礼したいんです(p103)
  • 2026年5月6日
    台湾漫遊鉄道のふたり
    美食×鉄道旅×百合の楽しさは存分にあり、しかし楽しいだけじゃない、台湾と日本の関係や歴史にも踏み込んだ歴史小説で、単純なハッピーエンドではないところも素敵だった。
  • 2026年5月5日
    拾得物 南贍部学園生徒手帳 (スターツ出版文庫単行本)
    違和感が確信に変わるときのワクワク。後味の悪いオチも良き
  • 2026年5月5日
    推し、燃ゆ
    推し、燃ゆ
    推し活にまつわる感情の動きの生々しさ、主人公の抱える生きづらさ、荒れた部屋の描写が絡まり合って、たまらない気持ちになった。
  • 2026年5月5日
    スケルトン・キー
    サイコパスが主人公の一人称小説。 道尾秀介作品らしい驚きもあり、ラストも余韻があって良かった。
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