いちのべ "犬神家の一族 金田一耕助ファ..." 2026年4月11日

いちのべ
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@ichinobe3
2026年4月11日
犬神家の一族 金田一耕助ファイル 5
> だから、かれにとっては、どのような変わった恐ろしい死体でも、もう免疫になっているはずだったが、それでもやっぱり犬神家の事件で、はじめて、あの変てこな殺人にぶつかったときには、呼吸をのんで立ちすくまずにはいられなかったのである。(p107) 横溝正史、毎度こういう煽りが上手いし、その期待を超えるものを浴びせてくれる…… > ずしん──と、持ちおもりのする珠世の体温のあたたかさ、新鮮な果物のような処女の芳香、なめらかな肌の下に脈々と通う血管のうずき!(p199) そして「見る対象」もしくは「獲物」としての美女を描写する文章の気合いの入り方が凄い。現代の感覚からすると、急に官能小説みたいな描写入ったな!?という違和感があり、ちょっと笑えてしまう。 いくつか横溝正史作品を読んでみて、ハウダニットの驚きと、ホワイダニットの悍ましさが面白いな〜と感じる。謎が解かれる爽快感というより、欲望や情念が暴露される愉悦、みたいな。 そして太田さんのモノマネはだいぶネタバレ要素でもあったんだなと理解できてよかった。
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