
shiori
@shiori_417
2026年4月11日

絶対泣かない
山本文緒
読み終わった
やっぱり山本文緒さん好きだなぁ…
自分が以前就いていた職種なんかもあったりして、懐かしく思いながら読んだ。
1995年出版ということで、少し時代を感じる設定などもあったりするけど、作品の背骨というか、一本通った筋みたいなものは全然古びていないと思う。
個人的には「天使をなめるな」の章の「……あー、すっきりした」って着地が、こっちまでなんだかスーッとして好きだったな。
本編ももちろん面白かったけど、あとがきの文章が心に残った。
“私達は忙しさにかまけて、何故働いているかを忘れてしまいがちだ。
どうして働いているのか。
何が欲しいのか。
それで、あなたは、いったいどうしたいのか。
どうしてもらいたい、のではなく、どうしたいのか。
私は時折、自分に問うようにしている。”
“あなたはあなたの仕事が好きですか。
必ずしも好きである必要はないと、私は思います。
恋に落ちるように仕事に没頭するのも素敵だけれど、たとえば感じのいい友達みたいな仕事、あるいはそんなに仲良くはないけれど一緒に暮らしている家族みたいな仕事、そんなふうに自分と仕事に距離感をもって接するのもいいなと、最近思うようになってきました。”
この作品が出版された30年前(!)に比べると、いまは働き方も価値観も多様化しているから、ぜひ2020年代版も書いていただきたかったな…
