
阿部義彦
@xtc1961ymo
2026年4月12日
世界の果ての本屋さん
ルース・ショー,
清水由貴子
読み終わった
晶文社のこの本は新刊予告で書影を見た途端、何かピンと来るものが有って、発売日に買って、あれよあれよと読み切りました。ノンフィクションでまあ、素人さんの書いた自叙伝的生活と魂の冒険譚。71歳にして、ニュージーランドの人里離れたマナウポリで本屋2軒後に1軒追加を愛する夫に手伝って貰い開店した、肝っ玉母さんルース・ショーの呆れ果てる程の波乱万丈な人生。陸地では主に調理、それには飽き足らず海へ出ては、船長もどき、はるか前には望まれない妊娠をし、子供をすぐさま里子に出し、二人目の子供は産まれて十数時間しか生きられず、終いには子供を産めない身体にもなりますが、家族の愛だけは充分に与えられるも出来の良い姉とは違い、生き方はパンクそのもの、面接を受ける衣装が無いので、他人の物干しの洗濯物を拝借して、見事合格でも後にはお詫び状と一緒にしっかりと返却する律儀さ!弱い者を見捨てて置けない強い正義心を持つのは、海賊生活の賜物か、終いには本物の海賊に物も盗られます。兎に角物語のまとめ方が実に見事で大胆な省略と章末コラムの対比など、関わった編集者の力量も半端ないです。今月のベストワン候補作だと思うくらい素敵な本でした。お奨め✨









