
酔骨
@bookholic89
2026年4月12日
遠野物語 全訳注
新谷尚紀,
柳田國男
まだ読んでる
・座敷童は遠野物語の主人公
・旧家に住む神
・概ね12〜13歳の子どもの姿(翁の姿の事例もあり)
・ときどき姿を見せる
・複数で現れることもある
・家にいると福を呼び、家を出ると禍を呼ぶ
遠野物語拾遺にも似たような話がある。
・2匹の小さい白狐を使い占いによって富を得る
・数年後、占いが当たらなくなり貧乏になる
狐(富を与え、衰退もさせる)≒座敷童
狐は人に従う(飯綱使い)、しかし座敷童は家に憑くのでイコールではない。
人に憑く狐もいる
①おとら狐
・人に取り憑く狐もいる
・取り憑かれた人は多くが死ぬ
・犬をけしかけると怖がり逃げ出す
・御獄講の行者などを甚だしく嫌う
②「今昔物語集」芋粥の話
・人に命令された狐が、他の人に憑く
・その人の口を借りて主人の言葉を語る
・用事を済ませたら退散
①は食べ物欲しさに自分の意思で人に憑くが、②は人に命令されて他の人に憑く。②のような人物を狐使いという。
狐憑きを使った行事もある
①狐祭り
・11〜12月の野に食物の乏しい時期
・篤志者が小豆飯や油揚げ(狐が好むモノ)を準備
・稲荷下ろし役(狐に憑かれる)の人に同行してもらう
・夜分の郊外で狐を接待
・まず決まって何処から来たかを尋ねる
・その後参加者はなんでも聞く
・帰る時にはその狐の眷属数に相応しい食料を残して帰る
②狐狩り
・狩る≠駆逐する
・鉦笛太鼓で打ち囃す
・仲間内から狐憑きの人をつくる
・その人にその年の吉凶を予言させる
・機嫌を取り倍旧の愛顧を求める
狐憑きの予言の力を使い、個人もしくは村の得を得ようとする行事で、各村々で始まっている信仰なので、伏見稲荷や豊川稲荷などの大きな稲荷大社から広がったものではない。
憑き物について
・家を富ませ、かつ憎ませる
・人を怨むとその人のもとへ往って憑き恨みのすじをしゃべる
・生味噌が好き
飛騨高山や東美濃のイヅナ使いや、出雲地方の人狐(ニンコ)・伯耆や石見の狐持ちの家・四国(徳島・高知・愛媛)の犬神筋・熊本のインガメ(犬神)筋・中国地方(備後・備中・周防・長門)のトウビョウ外道・島根県〜広島北部の外道(ゲドウ筋の家)も憑き物筋
柳田は座敷童の延長線上に憑き物信仰があると考えていた。

