
結
@yi_books
2026年4月12日

読み終わった
毎日通った部室の匂い、真っ暗になったグラウンドに寝転んで見上げた星空、好きだったバンドがメジャーデビューを発表したあの日のライブハウスの空気……。自分の中に消えずに残っていた色んな景色と感触がぶわっと蘇って、私にとってあの日々は光ってたんだと知った。
努力は必ずしも報われないこと。努力したからこそ自分の限界がわかること。その辛さを私も少しは知っているから、瑞葉に感情移入せざるを得なかった。自分の限界を認めた上で、他人の能力を正当に評価できる瑞葉が眩しくて、かっこよくて、幸せになってくれーと思った。
青春って、何歳になっても立ち戻っていいのかもしれないし、人生のいつがピークでいつが最も輝いていたかなんてきっと死ぬまでわからないのだから、たしかに光っていた過去を抱きしめて、まだまだ光れるチャンスを虎視眈々と狙って、ずっとそうやって生きていけたら幸せなのかもしれない。




