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結
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@yi_books
読むスピード<買うスピード
  • 2025年8月11日
    島はぼくらと (講談社文庫)
    小さなコミュニティで生きる難しさと、繋がりの深さ。 それぞれが抱える生き辛さと信念に、誰かを想うあたたかさが複雑に絡み合って、人と向き合うこと、他人と共に生きていくことについて考えさせられた。 4人が自分の置かれた環境でやりたいことをみつけ、それに向かって生きていくラストがとても良かった。
    島はぼくらと (講談社文庫)
  • 2025年8月10日
    図書室のはこぶね
    高校生の頃のこんがらがった胸の内や、1人になりたくて図書室に逃げていた中学時代のあの日々を思い出して心臓がギュッとなった。 あの時の私にも身近にこんな大人が居てくれたらな……と思ったり、人との繋がりのあたたかさに胸を打たれたり忙しかった。
    図書室のはこぶね
  • 2025年8月4日
    光のとこにいてね
    誰かのことを自分の人生の全部のように思えることの尊さ、怖さ、残酷さ、そして愛おしさ。羨ましくて堪らなかった。傷つくことが怖いから、私は2人みたいに他人に踏み込めない、と思うけど、そういうことすら過らない関係性だってきっと、あるんだな。 今、彼女らの周りにいる人たちがとても優しくて、それが逆にとても残酷だと思った。優しさと鋭さは表裏一体だ。とても苦しくて、とても眩しい。目が眩んで、それなのに目が逸らせなかった。 『光のとこにいてね』作中の言葉とリンクするタイトルが胸に刺さって、その傷口が、痛くて甘い。
    光のとこにいてね
  • 2025年8月1日
    死んだ石井の大群
    読み進めるにつれて増える謎と、それらが繋がっていくような、でもズレてもいくような不思議な感覚が、最後に綺麗に回収されるのがめちゃくちゃ心地良かった。 金子玲介さんの作品の"会話や台詞"と"状況や行動"が錯綜するような文体が、現実のようで、戯曲のようで、とても好きだ。
    死んだ石井の大群
  • 2025年7月31日
    正しい女たち
    千早さんの文章って、どうしてこんなに"湿度"を感じるんだろう。 女の怖さ、息苦しさ、強さも弱さも、嫉妬も執着も、何もかもを生々しく全て凝縮したような短編集。目を凝らすと連作になっているのもとても楽しかった。
    正しい女たち
  • 2025年7月28日
    死んだ山田と教室
    あーーーーー!よかった!最後ちょっぴり泣いちゃった。なんか上手く言えないけど、やるせなくて。 友情って、双方向に向いてるようで実はほとんどが一方通行だったりする。それが寂しくて苦しい。もうこれ以上傷付きたくないからと思うのに、どうしても人といることを望んでしまったりする。手放す勇気は、いつまで経っても、ずっと、出ない。 私にとってコロナ禍は、友達に篩がかかる期間だった。 ちょうど社会人になりたてだったタイミングで"人と会えない"状況に放り込まれた私たちは、人と繋がりたいと思うと同時に、自ら積極的に繋がりを保ちたい人、と、そうでない人、を無意識に分類していたように今振り返ると感じてしまう。 なんだか終盤を読みながら、ふとそんなことを思い出して、今はもう、ただ惰性でSNSで繋がっているだけの、"友達"と呼ぶことすら憚られるような、でも当時は歴とした友人だった、彼ら彼女らの顔が走馬灯のように頭の中を流れていった。なんとも言えない、苦い味がした。
    死んだ山田と教室
  • 2025年7月27日
    天使は見えないから、描かない
    幸せは人それぞれとはよく言うけれど、倫理とか、モラルとか、結局ある程度の枠に縛られて、固定概念の枠から外に飛び出さないように無意識に制御して、私たちは生きているのだと思った。 ハッピーエンドってなんなんだろう、幸せって、なんなんだろう。
    天使は見えないから、描かない
  • 2025年7月26日
    スモールワールズ
    世の中にはいろんな人がそれぞれの事情を抱えて、それでもなんとか生きていることを突きつけられるような短編集。世界は、世間は、優しい顔をしたり厳しい顔をしたり気まぐれで、私たちはその波の中をなんとか息継ぎしながら生きていくしかないんだと思った。 『魔王の帰還』と『花うた』が特に刺さった。
    スモールワールズ
  • 2025年7月24日
    対岸の彼女 (文春文庫)
    人との出会い、関わりで大きく変わる人生。 じっと殻に籠るような中学生の鬱屈とした日々。 なんでもできる気がした高校生の無敵感。 彼女らの年齢に私はまだ追いついていないけど、時代もきっと違うけど、でも、とてもわかる、と思った。
    対岸の彼女 (文春文庫)
  • 2025年7月24日
    阪急電車
    阪急電車
    リアルと憧れのちょうど中間、良いとこ取りみたいな作品で、読みながらニコニコしちゃった。 恋したくなるような作品だ〜!
    阪急電車
  • 2025年7月23日
    踊りつかれて
    踊りつかれて
    重たくて、リズムに乗って読み進められるようになるまで少し時間を要したけれど、読み進めるうちにモヤが晴れるように全てが繋がっていく構成が圧巻だった。そして何よりラストシーンの美しさに心臓を掴まれて、当事者のように全てが報われた気持ちになる読後感。
    踊りつかれて
  • 2025年7月15日
    本なら売るほど 2
    本と人生はいつも隣り合わせ。 本は私の一部であって、外部でもあるんだな。
  • 2025年7月12日
    夏の体温
    夏の体温
    人間関係のままならなさはいつになっても、いくつになっても付き纏ってくるものだけど、ふとした出会いがそれらを全部包み込んでやわらかく溶かしてくれることってあるよねと思った。
    夏の体温
  • 2025年7月11日
    この夏の星を見る 下(2)
    コロナがあったからできなかったことも、コロナがあったから出会えた人もいる。自分にも心当たりがある。でも、どちらが良かったか、どちらだったら良かったか、選ぶのは違う。綿引先生の言葉に深く頷いて、じんわり心に刺さった。 映画も気になる。
    この夏の星を見る 下(2)
  • 2025年7月8日
    この夏の星を見る 上
    コロナ禍の学生たちの日々。苦くて、でも眩しい学生の時間。下もはやく読みます……。
    この夏の星を見る 上
  • 2025年7月6日
    本なら売るほど 1
    本が好きの度合いにも波があるけど、本がとっても好きな波の中にいる時に読めてよかった。 2もたのしみ。
  • 2025年7月2日
    踊れ、愛より痛いほうへ
    どうしようもできない怒りと後悔、自分を潜在的に責め続け、だからこそ愛を受け取ることに抵抗があるのかなと思いを馳せた。それが懺悔であるかのように。 "無音の唇を薄く開いたまま、アンノは手のひらを広げ、母の手のすぐ下を何度も叩いた。何度目かに手が生地にふれた瞬間、吸いつくようにつかまえられた。"
    踊れ、愛より痛いほうへ
  • 2025年7月1日
    さみしくてごめん
    わかるーと頷いたり、自分にない視点を面白がったり、哲学に突き放されたり、置き去りにされたりしながらなんとか読了。わかるようでわからないし、わからないようでわかる。仕事で疲れた夜に読み進めるにはちょっと難しかった。
    さみしくてごめん
  • 2025年6月29日
    死神の精度
    死神の精度
    人間を客観視する視点が面白くて、千葉さんのなぜ?にたしかになぜ?と一緒になって首を捻ることが何度もあった。 最後の短編を読み終わった後の、やられた……という感じが短編でもまさに伊坂ワールドだなと。
    死神の精度
  • 2025年6月27日
    クロエとオオエ
    おもしろかったー!!!!めちゃめちゃおもしろかった!!!! 宝石に縁のない人生を送ってきたけど興味が湧いてしまうくらい熱量と愛があって、宝石に詳しくなくてもスルスル読めるテンポ感が最高。
    クロエとオオエ
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