

結
@yi_books
読むスピード<買うスピード
- 2026年3月31日
星やどりの声朝井リョウ読み終わった自分が長女なのもあるのかもしれないけれど琴美のエピソードがとても辛かった。 大切な人を亡くして、自分のことでいっぱいいっぱいになれない子どもは哀しい。 父からの愛であり、呪縛のようにも感じてしまった。 それでも真っ直ぐそれに応えようとする琴美の家族への愛があまりに大きくて、美しかった。
- 2026年3月29日
ぬすびと寺地はるな読み終わった決してプラスの感情だけではない関係性や感情を、美しいとしか言い表せない気持ちにさせられた。繊細な情景描写が複雑な人の心と、複雑な人間関係と絡み合って、少し震えた。 「傷こそが、欠陥こそが、その人をその人たらしめる。」
- 2026年3月29日
わざわざ書くほどのことだ長瀬ほのか読み終わった「夫は斜め上をゆく」がたまたまTwitterに流れてきたのがきっかけで、絶対に読むぞ!と思っていたエッセイ集。 筆致が面白いのはもちろんのこと、隅々に家族やペットへの愛が感じられるのがじんわり沁みてとても良かった。
- 2026年3月28日
さよならジャバウォック伊坂幸太郎読み終わった一気に読んだ!これぞ伊坂ワールド。面白かったー! 人間は特別に温厚で、親切である一方、びっくりするくらい残忍であるといった件については胸に突き刺して生きていかねばならないなと思った。特に、見た目に関する人間のプログラムについてはかなり真理だなと思ってしまった。 「他人と過去は変えられない。だけど自分と未来は変えられる。」
- 2026年3月24日
エピクロスの処方箋夏川草介読み終わった「人を救うのは、医療ではない。人なんだ。」というマチ先生の言葉が、マチ先生の言葉だからこそ、とても刺さった。そしてこの言葉を、現役の医師である夏川先生が書いているというのも、とても深いなと。人の生死と人との繋がりを温かな空気で描くこの作品がとても好きだ。
- 2026年3月18日
- 2026年3月17日
宇宙のみなしご森絵都読み終わった小学校高学年から中学生のころ、森絵都さんの小説を読み漁っていた。 たぶんこの本も、その頃に一度読んでいると思う。なんとなく、心当たりがあったから。 大人になった今読むと、きっと視点も違う。 さおりさんの「陽子もリンも年をとればわかるよ。あとからふりかえるとさ、職場なんて選ぼうと思えばいくつもあったけど、中学校はたったひとつだ。だから貴重だったって」という言葉がとても刺さった。 教室に馴染めない時は、いつも図書室にいた。あの頃は"逃げ"のようにも思っていた。でも、きっとそれだけじゃない。あの時のあのなんとなくの馴染めなさも、図書室で過ごした時間も、今の私を形作っているのだと思えた。
- 2026年3月15日
- 2026年3月15日
文庫 緑の庭で寝ころんで 完全版宮下奈都読み終わった宮下さんの描く家族のエッセイがとても好きだ。ほんとうに、それに尽きるなぁと思った。 いろんな家族がいて、いろんな理想があるけれど、私にとっては一種の理想的な家族にみえる。 もちろん描かれていることなんて表面的で、良い面ばかりなのはわかっているけれど。
- 2026年3月7日
ミトンとふびん吉本ばなな読み終わった人生に傷や喪失感を抱えた人たちが生きる様子を、主観的であり客観的でもあるような不思議な描き口で描かれていて興味深かった。 読了から少し時間が経つと、よりじんわりと心に染み入ってきそうな作品だなと思った。
- 2026年3月5日
ほどなく、お別れです 遠くの空へ長月天音読み終わった人への想いが詰まった優しくてあたたかい大好きなシリーズになった。 美空と、漆原と、里見さんと、坂東会館のみんなと……また新しい物語でも出会えたら嬉しい。
- 2026年3月3日
みんな蛍を殺したかったけんご,木爾チレン読み終わった羨望、嫉妬、憧憬、憎悪……。全てが隣り合わせであるということ。心の翳りを炙り出すような描写に息が苦しくて、読み終わってから立ち上がるのに何度も深呼吸が必要だった。木爾チレンさんの描く残酷な少女性が、苦しくてとても好きだと思った。
- 2026年3月2日
ほどなく、お別れです 思い出の箱長月天音読み終わった続き、読んでいます② 原作を読み進めれば進めるほど、内容をギュッとせざるを得ない映画が楽しめなくなりそうな予感がしたので、4冊読み切る前に週末、映画を観てきました。 原作と異なる点は多々あれど、映画は映画でとても良かった。
- 2026年2月28日
- 2026年2月28日
失われた貌櫻田智也読み終わった伏線が絶妙で、読みながら「わかった!」と思うことも、読み進めると実はより奥があったりと実際に捜査にあたる日野の目線を重ねながら読み進められるのがとても面白かった。 登場人物それぞれが人間的でそれぞれに一貫性があり、生を感じられたのもとても良かった。 ミステリーとしてだけではなく人間ドラマとしての面白味もあって良い読後感。
- 2026年2月25日
ほどなく、お別れです長月天音読み終わった一昨年亡くなった祖母の葬儀のことを思い出した。 きっと、ずっと心の片隅に当時の後悔の念があったから。 もう何年も会っていなかった祖母の死にどう向き合えば良いのか、よく分からないでいるうちに祖母は骨になってしまった。 葬儀場に勤めること、葬儀会社に勤めること。人生の、最期を見送るための時間や空間を守ること。とても重要である一方で、やはり死を近くに感じる仕事を敬遠する風潮があるのは事実だと思う。私も、きっとそうだ。自分にはとてもじゃないけど務まらないだろう、などという綺麗事の裏には、もう少し違う気持ちもないと言ったら嘘になる。 "物語"といえどそういった仕事にフォーカスを当て、印象が少しでも変わることってとても重要だなと、自分の心の揺れと共にじんわりと感じた。涙なしでは読めなかったが、感動しているだけではダメだよなぁとも思った。 高齢化社会となって久しい現代で、人の死と向き合うことは今後もきっと増える一方なのだと思う。 自分の立場や立ち方を少しでも見直せたら……と思えたことがまずはとても良かった。 そしてもちろん、物語としてもとても好きだった。 続編も読みたいし、映画も観たいと思う。
- 2026年2月23日
早朝始発の殺風景青崎有吾読み終わった所謂、日常の謎の連作短編集。 人間ドラマとしての読後感はどれも良く、さくっと読めるけれど、各作品内で生まれ持った特性に関する描写を多く用いているのがエンタメとして消費しているようで若干気になった。
- 2026年2月22日
会話の0.2秒を言語学する水野太貴読み終わった人文書と聞くと身構えてしまいがちだが、難しい研究内容をかなり一般に、わかりやすく噛み砕いた上で、分かりやすい例示をセットで提示してくれるような構成になっていてとても読みやすかった。 著者が研究者ではなく言語好きである故の分かりやすさが絶対にあるなと。 私自身、例えば仕事中に頭の中で構想していたものを同僚に説明する時に、言葉より先にフィラーやジェスチャーが出ることが多いと自覚しているのだが、本書ではその間に自分の脳内で何が行われているかが研究内容を元にわかりやすく言語化されており、日々無意識に行っている思考を改めて認識することができた。 一般的にフィラーやジェスチャーが多いことは、特に仕事をする上ではマイナスなのではと自身を客観視する度に感じており、改めた方が良いのではと考えていた部分でもあったので、一概にそうではないと知れて良かった。 また、終盤にあった「会話の流暢さと能力主義の関係」の内容には身につまされる思いがした。 運良く私も会話のターンテイキングの速さには適応できていると自認しているので、そこに潜む暴力性については自覚しておかなければならないと自戒した。 著者と私が異なるのは、私はおそらくビジュアルシンカーであるということ。 ビジュアルシンカーである一方で、幼少期からの訓練(というよりは主に読書量だとは思うが)である程度レベルまでは言語化能力を身に付けられてしまったため、努力で言語化能力はなんとかできる!と体感してしまっている節があるのがよりタチが悪い。 20代のうちに自身の特性に潜む加害性や暴力性を認識することができて良かった。
- 2026年2月17日
暁星湊かなえ読み終わった「俺はただ、星を守りたかっただけ。」 帯分にもあるこの一節に、全てが詰まっていた。 社会派的な側面も持ちながら、小説として一気に世界に引き込まれて、一気に読まされる感覚。 すごかった。素晴らしかった。
- 2026年2月17日
読み込み中...


