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結
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@yi_books
読むスピード<買うスピード
  • 2025年11月16日
    クイーンと殺人とアリス
    冒頭から「そうそうこの文体!」となる金子玲介さん特有の文体が大好き。小説というより、戯曲を読んでるような気分になる、この感じ。 想定外の結末にウッっとなったりしたけれど、謎解きやクイズを一緒に楽しみながら読めるのが嬉しかった。 金子さんの作品って読みながら舞台を観ているような気分になることがめちゃくちゃ多いんだけど、金子さん自身が舞台好きを公言されているのでとても納得。 私自身が休みの日は舞台を観に行ったり謎解きに行ったりする人間なうえ、QuizKnockも好きなので、今作は読みながら何度もニッコリした。
    クイーンと殺人とアリス
  • 2025年11月14日
    小麦畑できみが歌えば
    良かった……とても良かったです……。 痛いところにそっと手を添えられているようなじんわりとした温かさと、その手があるからどこが痛いのか自覚せずにはいられない鋭さが共存している、と思った。 麦の穂色の風が読み手の髪をふわっと靡かせるような、子供の頃母親にそっと背中を摩ってもらった時のような、やわらかい手触りの文章なのに、一度読み始めたら物語の中にそっと手を引いて、引き込んで離さない吸引力があった。まさに一気読み、だった。
    小麦畑できみが歌えば
  • 2025年11月10日
    死にがいを求めて生きているの
    「こんな自分だから仕方ない」とか、「〜よりはマシだから大丈夫」とか、自分が生きていても良い理由を探したり、自分自身を諦めたりしながらなんとか生きている平成生まれなので、ブッ刺さってしまった。本を閉じたあと、涙が止まらなかった。
    死にがいを求めて生きているの
  • 2025年11月6日
    ミーツ・ザ・ワールド
    自分はどう頑張ったって自分を生きるしかなくて、他人とはどう頑張ったって完全に理解し合うことなんてできなくて、それが苦しくて悔しい。 自分の中で誰かが息をしているように、他人の中に少しでも自分が影響した何かがあれば、それほど嬉しいことはないのかもしれない。 早く映画も観たい。
    ミーツ・ザ・ワールド
  • 2025年11月5日
    そして誰もゆとらなくなった
    三部作、読み終わっちゃうのが寂しくて少し寝かせたりした。 "文章を読むことは楽しいこと"と、さくらさんのエッセイを読んで朝井さんが感じたように、この本を読む我々が今度は"文章を読むことは楽しいこと"と感じられる最高の連鎖。楽しかった〜!
    そして誰もゆとらなくなった
  • 2025年10月29日
    万事快調〈オール・グリーンズ〉
    身近なようで遠くて、遠いようで実は身近に落ちているかもしれないようなリアルなのだと思った。 彼女たちがその後どうなっていったのか、全く想像もつかないな。 軽くないけど軽快な描き口で、敬遠してしまいそうな題材でもスッと読めた。
    万事快調〈オール・グリーンズ〉
  • 2025年10月26日
    風と共にゆとりぬ (文春文庫)
    エッセイ読んでて「突然大きな声を出して申し訳ない。」って言われる体験初めてすぎて困惑。急に話しかけてくんな(いいぞもっとやれ)と思うなどした。 本編でも大笑いし、読了後に帯文を読んで「煽りすぎw」ともうひと笑いしている(イマココ)。 ここ数日そこはかとなくずっと体調を崩していた(いる?)ので活字酔いしたりしてあんまり本が読めなかったんだけどゆとりは本当に何も考えずに読めるので良かった(とても褒めている)
    風と共にゆとりぬ (文春文庫)
  • 2025年10月20日
    時をかけるゆとり (文春文庫)
    家では専ら単行本を消化する日々を送っている私ですが、先人たちの教えに倣ってゆとりはおうちで読みました!先人のみなさま!ありがとう!何度も声を出してわろてしまった!さいこうすぎる!
    時をかけるゆとり (文春文庫)
  • 2025年10月19日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    下は一気読みだった!うぁ〜胸熱だった!他は何も言うまい!やっと映画の予告が見れるぞ〜!
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
  • 2025年10月16日
    月の立つ林で
    月の立つ林で
    心が折れてしまった時のこと、自分のことでいっぱいいっぱいで周りを思いやれなくなってしまった時のこと、そういう自分で自分を嫌いだと思う瞬間のことを、青山さんの世界は優しく包み込んでくれるようで。作中の世界の繋がりが、自分も1人じゃないと思えるようで。
    月の立つ林で
  • 2025年10月15日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    翻訳本を読む機会が少なめなのでなかなか言葉のリズムに乗り切れずかなり時間を要しているけど面白い。ロッキーとのやりとりは特に。下もマイペースに読みます🚀
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
  • 2025年10月12日
    試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。
    各短編のタイトルもとても素敵で、尾形さんの選ぶ言葉がとても好きなのだと思った。 それぞれの主人公たちに、少なからず共感できるところがあって、とてもグッときてしまった。 実らなかった恋も、恋をしてこなかった時間も、ちゃんと全部意味があったと思える生き方をできる人間でありたい。 これまで過ごしてきた時間を全部まるっと包み込んで、肯定してもらえたような、そんな読後感。
    試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。
  • 2025年10月8日
    わたしの美しい庭
    自分の気持ちを大切にしてあげられるのは結局自分だけなのだから、もっと自分の気持ちを尊重して生きていてもいいのかもしれないと思えた。 誰とどんな関係性を築いていくかも、自分がこれからどう生きていくかも、全部全部自分で好きに選んでいいんだ……。
    わたしの美しい庭
  • 2025年10月4日
    空をこえて七星のかなた
    生きていく中で、誰しもが知らず知らずのうちに誰かに影響を与え、誰かからの影響を受けて、そうやって生きているのだと思った。 きっと誰しもが誰かのヒーローだったり、するんだろうな。 最後に繋がる世界がとてもあたたかくて、胸にじんわり広がる読後感が最高だった。
    空をこえて七星のかなた
  • 2025年9月25日
    八日目の蝉
    八日目の蝉
    最初は全く共感できなかった希和子の逃亡劇を、物語が進むにつれて何故か味方してしまいたくなるような不思議な体験。きっと、薫を慈しみ愛する姿に美しい母娘の姿を見てしまったからなのだと思う。 薫の行く末と希和子の最後の言葉に胸がギュッと締め付けられて、どうか2人が幸せな人生をこれから送っていけますようにと願わずにはいられなかった。
    八日目の蝉
  • 2025年9月18日
    タスキ彼方
    学生時代陸上部に所属していたので、中学生の頃から年末年始休みの宿題として顧問に課されるのは「箱根駅伝を見ること」だった。 私にとっては物心がついた時から"当たり前にある"箱根駅伝を開催するために、色々な思いを背負って奔走した戦中戦後の学生たちの姿に涙が止まらなかった。
    タスキ彼方
  • 2025年9月11日
    チョコレート・ピース
    青山美智子さんの小説が読めて増田彩来ちゃんの写真が手元における私的最高の本が本屋さんに並んでいて迷わずレジに直行した1冊。 青山さんらしい読み心地のBOX1と、それをさらに面白い読書体験にしてくれるBOX2の構成が面白くて一瞬で読み終わってしまった。
    チョコレート・ピース
  • 2025年9月9日
    愛される書店をつくるために僕が2000日間考え続けてきたこと キャラクターは会社を変えられるか?
    ゆうせか5周年イベントで郁さんにカバーをかけていただいたまま積んでいたP本を読みました! 本の中に出てくる動画を頭に浮かべてニコニコしたり、Pの言葉に胸を打たれたり。 動画の視聴者だからというのもあるだろうけど、いわゆるビジネス書のような重さはなく、軽やかに、でも色々なことに頷いたり、納得したり、唸らされたりしながら一気読みしてしまった。 とても面白くて興味深い一冊。 これからの動画視聴もより楽しくなりそう。
    愛される書店をつくるために僕が2000日間考え続けてきたこと キャラクターは会社を変えられるか?
  • 2025年9月7日
    どうせ世界は終わるけど
    各短編が最後の章に繋がっていく世界の交わりがとても好きだった。そのうえで、どの短編も個々としてもとても好きだったな。"どうせ終わる世界"で生きているからこそ、登場人物たちが人間らしくて、でもこれって今を生きている私たちのことだよね、とも思えて。 私たちはどうせいつかは終わる世界で生きていて、それがたまたまいつなのか知らないだけで。だったらもっと好きに生きてもいいんじゃないか?と作中を通してずっと問いかけられているようで、グサグサ刺さった。 お気に入りは「友よ逃げるぞどこまでも」かな。
    どうせ世界は終わるけど
  • 2025年9月6日
    魔女の館の殺人
    私も謎解きが好きで謎解き公演に行くこともあるので、作中に出てくる謎も一緒に楽しみながら読めて面白かった! 理人と詩文のコンビの謎解きシリーズがもしまた出たら絶対に読みたい! こんな事件がそんなに何度もあってたまるかよ、というのはさておいて……。 自分から普段手に取るジャンルの作品ではなかったので、たくみさんとほんタメ文学賞に感謝!
    魔女の館の殺人
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