"獣の奏者 (3)探求編" 2026年4月13日

ぬ
@tanu-nu
2026年4月13日
獣の奏者 (3)探求編
最初1巻読み飛ばしたかと思って表紙を確認したよね。えっ、じゅ……!? 11年後!? エリンが子持ちに!? とぶったまげスタート。夫が全然明かされないまま話が進んでいくから、エリンの夫は一体なにアルなんだ……と思いながら読み進めた。いやだってあいつしかいないじゃん、エリンをちゃんと受け止めてくれる男は。しかし降臨の野でのあの後、一体何がどうなってそうなったのかの詳細は語られなかったので、ロマファン好きとしては次巻に期待せざるを得ない。そこんとこくわしく。 エリンとイアルって持ってる空気がよく似てるなと思ってたので、2人が夫婦になったことには何の疑問もないけど、2人とも自分に対して肯定的ではないし、背負うものも重いから、そこに至るまでには深い葛藤があったかもなぁと思ったりする。そして、イアルがめちゃくちゃ『人間』になってて驚いた。2巻までのイアルってどことなく人形じみた部分があったから、そこから抜け出したのだなぁと。お父さんしてるイアルかっこよかったよ。そして2人の子であるジェシがよく喋る子なの、ほんとにどこから来た遺伝子なんだろね! でもエリンとイアルが静かだから、子供が元気すぎるくらいでちょうどいいのかも。エサル師もすっかりエリンの親みたいになっててじんわりした。 あと3巻読んで痛切に感じたのは、真実の隠蔽と技術と知識の限定的な継承は、結局のところ臭いものに蓋をする行為になるのかもなぁということかな〜。まだ過去に何があったのか全ての真相はわからないけど、少なくともこのお話のこの国は、歴史に学ぶということができなかったのかも。きっとその瞬間瞬間で最善の選択を積み重ねていったのだろうけど、結局は数百年に及ぶ真実の隠蔽が招いた歪みをエリンが一身に受けることになってる気がする。不憫だよ……。
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