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@tanu-nu
2026年2月22日から ファンタジー小説と歴史小説くらいしか読まない
  • 2026年8月20日
    水滸伝(15(折戟の章))
    何とか首の皮一枚でピンチを脱した梁山泊。しかし今度は講和という話題がチラチラしてきて少し風向きが変わったような15巻。全19巻の水滸伝も15巻まで読了し、残すところはあと4巻。あれ?まだ結構あるな……。 個人的な15巻面白ポイントは何と言っても扈三娘の結婚だった。扈三娘まじでおもしれー女すぎて目が離せない。宋江に「王英とかどう?」と言われた返事が「なーんだ王英殿ですか。いつ結婚すればいいんです?」だとは思わんやん。扈三娘らしいと言えばらしいけども。思うに扈三娘、なまじそのへんの男より強かったから、「女」という性別を自分の付属物というか属性程度にしか考えてなくて、だから頭領から結婚しろと言われたら疑問も何も持たないんだよな、元々独竜岡でもそうだったんだし。晁蓋にはときめきを感じてたけど、たぶんそれが明確な恋情として開花する前に晁蓋が死んでしまったし……。でももし晁蓋と扈三娘が結ばれてたら、扈三娘はそれこそ自分で言う「生々しいときめき」に苦しんだだろうし、それなら「何も変わらなくていい、扈三娘は扈三娘のままでいい」と言ってくれる王英のほうが扈三娘にとっては幸せだったかもしれないよな……と思うなどした。 それはそうと、扈三娘の結婚を知った聞煥章がどんな反応するのかワクワクが止まらない。
  • 2026年8月16日
    水滸伝(14(爪牙の章))
    宋の大攻勢が始まり梁山泊がいっぱいいっぱいな戦を続けることになってる14巻。でも一番の見どころは戦じゃなくて妓楼でおたのしみのとこを刺客に襲われて、フルチンで大立ち回りしたことをみんなに揶揄われる九紋龍くんだったかもしれない。史進の武器は鉄の棒なので、そっちだけじゃなく自前の棒も振り回したってこと?とワイワイされてんのはかわいいと言えなくもない🤔 そして梁山泊のおもしれー女こと扈三娘、宋江から王英とどう?って言われたらどう返事するのかめちゃくちゃ興味がある。王英、なんだかんだ言って扈三娘のこと何度も体を張って助けてるし、しかもそれを恩に着せたりしないし、扈三娘のこと好きだけど、ただただ扈三娘を高嶺の花として見上げてるのは健気じゃん? 敵と味方という差はあれど、他の女と扈三娘を重ねるとこまで同じなのに、どうしても扈三娘に向ける恋情がキモいと感じる聞煥章とは印象が天と地なんだよね。王英と扈三娘のコイバナはやく聞かせてほしいな! あと大砲マニアの凌振と火薬スキーな魏定国、とても危険な化学変化を予感させる組み合わせで笑っちゃった。 童貫元帥がどんどんラスボスっぽい空気を出しつつあって、青蓮寺より断然敵役として好ましいと思いました。
  • 2026年8月7日
    月魚
    月魚
    匂い系小説として名高かったので読んでみました。結果、ずーーっと匂い系とは?🤔の顔してた。匂わせとかのレベルではなくこの2人はデキてるのでは? いや確かに決定的なことは何も書いてないからただのクソデカ感情の可能性もなくはないが? でも熱いくらいの夜って言ったよ??? と己の邪念に邪魔されて、作品の持つ不可思議な双方向クソデカ感情空間(言い方)のしっとりさをあまり味わえなかったのは私が邪だからなのでしょう。それでおふたりはどこまでのご関係で??? 真面目にレビューするのなら、古本屋というどこかノスタルジックな、ある意味閉じた狭い世界の、更に狭い空間の中で、お互いに名状しがたい(または敢えて明確な言葉にしない)感情を持つふたりの男の感情の指先が、相手に触れるか触れないかの揺らめきを愉しむような物語だった(ただ私は感情の前に体が先行しているのでは? という疑惑を持ってしまったため、その揺らめきの味が多少違う読み方をした🥹)。 大きな出来事はあるものの、物語の起伏は激しくなく、ずっと夕暮れの田舎道を歩いていたような食感だったなと。そういうのが好きな人はとてもお好きなのではないだろうか。
  • 2026年8月6日
    水滸伝(13(白虎の章))
    逆襲の青蓮寺とも言える13巻。最近ちょいちょい負けるよね梁山泊、とか民が噂してそう。今回の梁山泊は大敗北と言っていい負け方だったけど、立ち直りもまた早い。そして何でもかんでも自分でやろうとしてヘイトを買う呉用先生がお労しいな。呉用先生、ずっと晁蓋と一緒でお互いにいい感じに補完し合ってたから、晁蓋が抜けた穴を自分が埋めなきゃ、となってしまったんだな。でも戦は軍人に任せようぜ、呼延灼とか関勝とかすごいのいっぱいおるんだしさ!  それにしても北方ワールドの有能な将、戦の匂いとか空気とかをやたら読む。勘が鋭すぎる。まぁでも北方謙三だから、そのくらいは普通と言えば普通かもしれない。 そして青蓮寺の主要面子の暗殺を狙う公孫勝と樊瑞だけど、袁明と聞煥章と李富だと李富が一番暗殺されそう……。
  • 2026年7月28日
    水滸伝 12 炳乎の章
    盧俊義殿がお労しい12巻。水滸伝、登場人物が多いだけあって、もりもり博士の法則(普段出番がないキャラが突然目立つ=死亡フラグ)が成立してることが多いんだけど、幸い盧俊義殿も燕青もご無事で胸を撫でおろした。北方謙三にしては敵の青蓮寺側がイマイチ魅力的でないのが惜しいな〜と思うんだけど、青蓮寺が魅力的になれない最大の要因が聞煥章だと思うんよな。だってキモいんだもん………早く扈三娘に完膚なきまでにフラれてほしいな! そういえば12巻は扈三娘の出番がほとんどなくて寂しかったよ。 そしてこの巻は何と言っても燕青だった! 燕青しごできなイケメンすぎて欠点がない。人柄もいい。本当に欠点がない。すごい。更にめちゃくちゃ強い。欠点がない。 燕青、なにげに林冲や史進なんかと並ぶ強者のような気がしてる。 あと水滸伝には珍しく、とても爽やかな巻の終わり方だった。大刀関勝のファミリーが「よーし!みんなで梁山泊いっちゃうぞ!」みたいなノリでよかった。地味に宣賛が好きだな。
  • 2026年7月23日
    あめふらし
    あめふらし
    とてもクセの強い不思議系の不思議な話……??? 現世に残ってしまったタマシイをつかまえておけるあめふらし(?)の橘河と、蛻の躰を渡り歩くタマシイ?の仲村逸郎と、橘河がやってるウヅマキ商會のアルバイト・市村岬が不思議な依頼人(タマシイ?)たちの依頼を不思議な感じでこなしたりこなさなかったりする話……で合ってる??? 本編はほぼこのアルバイト市村がてんやわんやな目にあってる話である。市村自身も普通の「生きてる人間」ではない。 語り口がノスタルジックで幻想的なんだけどクセが強く、好きな人はめちゃくちゃ好きだろうけど、私は慣れるまでちょっと手間取った。作中の時間軸が軽率にぐちゃるので、考えるな感じるんだくらいの気持ちで読むのがいいのも。 そして橘河は妻帯者だけど仲村とデキており、橘河の妻も知ってる、というか橘河と妻はどうやら長〜〜いお付き合いらしく、お互い不倫程度はどうとでも、という関係みたい。仲村は蛻になった躰=死んだ躰に寄生するタマシイみたいなものっぽいけど、作中で寄生した『躰』がたまたま「鷹司」という橘河の恋人のもので、『躰』の感情に引きずられてるのかわからんけど橘河とデキてしまってる。橘河はタマシイをつかまえられるのに、「鷹司」のタマシイは逃してしまったらしく、「鷹司」のタマシイを探してる……という話が本編で市村がてんやわんやしてる裏で語られる感じかなぁ。 なんだかんだ言って、橘河と仲村(なお美形)は相思相愛なんだな、と『私はこの先百年も保ちません。おれが保つと云ったら保つさ。』のとこを読んで思いましたとさ。 ちなみに何も解決してないし何も解明されないまま終わるので、謎は全部解けた!が好きな人には徹底的に向かない話だと思う。私は嫌いじゃない。
  • 2026年7月18日
    水滸伝(11(天地の章))
    ば……ばかやろう、だからあれほどフラグをドカスカ立てるなと言ったのに……!!😭 立てるなら扈三娘との恋愛フラグだけにしてほしかった……!!😭 予想通りというか何というか、ここでとうとう晁蓋が退場。割と好きなキャラだったので残念すぎる……🥲 全19巻のうちの11巻、物語の大きなターニングポイントだったな。梁山泊のW頭領の一人である晁蓋の退場という点でもそうだけど、ここにきて呉用先生が「梁山泊は最終的には勝てない」と言い切った。これまでは「どうやったら宋という国を倒せるか」の論争だったけど、梁山泊の頭脳たる呉用先生が「勝てない」と考え始めたのはデカいのでは🤔 ここから梁山泊の落陽が始まっていくのかなぁ……切ないなぁ……。 それにしても晁蓋、扈三娘とのフラグの気配を感じた瞬間に退場してしまって、ほんとに切ない……。李富と聞煥章が有能すぎて高俅くんが恋しくなるな。聞煥章は扈三娘に「おまえ洗ってない犬のにおいがするんだよ」って言われてほしい。扈三娘にバキバキに心折られてほしいな〜⭐️(でも聞煥章、扈三娘に罵倒されたら別の扉を開きそうなキモさがある)
  • 2026年7月14日
    水滸伝(10(濁流の章))
    呼延灼かっこいいな!呼延灼の強さとかっこよさを描くためだけの1冊だった気がする。そして呼延灼と梁山泊の戦では、たくさんのキャラが退場していくことに。高俅がアホでいてくれたおかげで何とか1勝1敗の梁山泊であった。 それにしても前巻くらいから本当に宗江に比べて晁蓋の出番が多くて、マジに退場するんじゃない??????という顔をしてる。でもアレなんよな、宗江と晁蓋が梁山泊のW頭領だけど、頭が2人いるって絶対よくない体制なんよな。梁山泊も別になかよし軍団じゃないから、梁山泊内でも不穏なことが起きるのでは……と心配になってしまうな……。 全体的に面白かったな、と思うんだけど、おもしれー女こと扈三娘の出番があんまなくてさみしかったです。林冲と扈三娘のギクシャクしたやり取りとか見せてくれんか???
  • 2026年7月10日
    水滸伝(9(嵐翠の章))
    晁蓋がかなり前に出てきてて嬉しいと同時に「こいつそろそろ退場するんじゃないか……???」みたいな危うさを感じてヒヤヒヤしっぱなし。死亡フラグをドカスカ乱立させるのをやめてほしい。 青蓮寺の執拗な追跡は盧俊義や柴進といった裏方にまで肉薄し、しかし危機の中でこそ輝くのが北方ワールドの男とばかりに新しい仲間が集まり、楊令は王進先生の魂浄化教室に預けられ、扈三娘は梁山泊に加わり、林冲は馬糞始末係になった。呉用先生は晁蓋と宗江に挟まれてかわいそうだった。 全身骨折から見事な復活を遂げて梁山泊に加わった扈三娘、独竜岡にいたころは勝気なわがまま姫将軍って感じだったけど、梁山泊に加わってからは本物の将軍の輝きを放ち、今後が更に楽しみになった。完全に梁山泊のおもしれー女枠である。聞煥章の執着がキモキモのキモなんだけど、果たして誰といい仲におなりになるのかならんのか。秦明と公叔みたいな微笑ましい組み合わせであるといいなぁ。
  • 2026年7月7日
    水滸伝(8(青龍の章))
    梁山泊と祝家荘の全面衝突の巻。解珍、解宝父子のジビエ料理はワイルドすぎてまあまあ引くレベルであった。ジビエの生は地獄しかないのでは???と現代の衛生観念で考えてしまうの、よくないね😌 ほぼ全ての登場人物の味が濃い北方ワールドだけど、女子のキャラも濃いのはすごいと思います。おまえだぞ扈三娘。絶世の美女なのに戦場に出て林冲に挑んで全身骨折、なかなかない。この先どうなるのかめちゃ気になるキャラです扈三娘。 個人的に呉用先生がやっぱ一番好きかな?と思うんだけど、敵である宗(国)というものが強大すぎて気をつけないと度々絶望してしまうとこがクソ真面目で大変いいんですよね。宰相やりながら最前線で作戦立案までこなす有能中の有能な呉用先生、是非とももっとたくさん苦悩してほしい(欲望)。苦悩する真面目な有能男からしか得られない栄養があるんですよね。 そして李富くんと馬桂、絶対不幸なことになるんだろうなぁ、李富を本気にさせるために馬桂は梁山泊の仕業に見せかけて惨たらしくころされたりするんだろうなぁと思ってたら、もう本当に予想通りの顛末で、馬桂は仕方ないけど李富はちょっとかわいそうになってしまった。でも冷静に考えたら、梁山泊は二重スパイを始末するにしろ、そんな酷いやり方はしない集団だから(義を掲げてんだから)、それを単純に『梁山泊め〜〜〜💢💢』ってなるのは、李富くんやっぱ青蓮寺に向いてなくない?って思ってしまったな………。
  • 2026年7月3日
    叡智の図書館と十の謎
    短編集として読むならほどほどに面白かった。「いい話だったな」の印象のが強いかも。煌夜祭は短編集と見せかけて全部が繋がっててひとつの話になってる構成だったけど、これは繋がってる話と単独の話が混在してるので、短編集として読むのが正解かなと思う。ファンタジーから現代の話までテイストが多様なのでそういう面白さはあるかも。
  • 2026年6月24日
    闇の公子 (ハヤカワ文庫 FT 45)
    闇の公子アズュラーンが人の世界に関わることで生まれた破滅を描くダークファンタジーオムニバス。アズュラーンは悪辣で気高い妖魔の王で、人外らしい気まぐれさで人界に関わっては禍いを落としてく傍迷惑な存在なんだけど、妖魔には妖魔の愛があるんだなぁ、という読後感だった。オムニバス形式ではあるのだけど、全ての話がアズュラーンを通して繋がっていて、最終的にはひとつの物語になっている。 で、とにかくですねぇ、このアズュラーンがそもそもめちゃくちゃ美しい妖魔の王という存在自体が耽美の化身みたいなやつなんですが、とても退廃的でエロティックで非情であって耽美な物語でしたね。刺さる人にはもの凄い刺さると思う。あと文章も耽美で、アズュラーンが紫の上した人間の少年を抱くときなんか、『永遠の時間が公子の求愛に味方し、測り知れぬ歓びが戦慄を伴って次々とこぼれかかり』とか『男根は塔であり、若者の内なる世界の都の門を、奥処を貫いた』とかで、最初読んだとき「た、耽美〜〜!!」と心の中で叫んじゃった。 破滅の物語とは言っても、淡々とした語り口のおかげもあってグロさはあまり感じず(やってることはかなり非道なんだけど)、胸糞!!みたいな印象もない。なんか不思議な口ざわりの物語だった。 あとアズュラーン、美しい人間が好きなんだけど、たぶん美しい男のほうが好きなんじゃないかな、通りすがりに美青年に口づけしたりするし(HENTAIだなって思った)。
  • 2026年6月21日
    煌夜祭
    煌夜祭
    いや面白……面白かったな……。しかしこれ、2週目いかないとダメなやつだな……。初読と2週目で全ての見え方が変わるやつだ……。 煌夜祭で語る語り部たちが何者なのか、語り部が語る「話」は「何なのか」、語られる話が収束する先はどこなのか、そもそも煌夜祭とは何なのか、何も知らんで読む初読と全て知って読む2回目で全然違う話になる。 そしてこの本に関しては、絶対絶対一切ネタバレなしで読むのがいいと思う。何の予備知識も入れないで読んだほうが面白い。 恐ろしい魔物の話であり、悲惨な戦争の話であり、固い友情の話であり、切なくて深い恋の話でもある。オムニバスのようでひとつの話。
  • 2026年6月19日
    黄金の王 白銀の王
    水滸伝がクソ長いので、気になってたこちらを味変に読了。 とても面白かった……!!すごく面白かった!!久々に夢中になって読んだ。私好みの話だった。 翠という国で激しく憎み合う鳳穐(ほうしゅう)と旺厦(おうか)という二つの一族の若き頭領、穭(ひづち)と薫衣(くのえ)が、憎悪をぶつけ合う一族をひとつにするために長い長い闘いの日々を送るお話。と言ってもヒロイックな熱い友情などはなく、ふたりの王の心にのみ存在する決意は華々しくも劇的でもなく、ただ「なすべきことをなす」という静かなもの。穭は王という為政者として、薫衣は敗北した虜囚として、それぞれ孤独に闘い続けるんだけど、最終的にお互いのみがお互いの心を知る、ブロマンスと言ってもいいのでは?🤔という気持ちになった。ブロマンスというか、双方向のクソデカ信頼というか。 特に穭がすごく好きなキャラ造形でありました。聡明で理性的で冷徹ではあるが冷酷ではなく、天才肌の薫衣に嫉妬したり、思わぬ出来事に密かに狼狽したりといった人間らしい面も多くて、大変よき王だった。薫衣が存在するだけで他を圧倒するカリスマ武将なら、穭は凄まじい思考力と冷静さで先回りと根回しをして物事を未然におさめる政治家タイプって感じ。でも本人はいつも胃痛かかえてそうでかわいそうだったな……。 あと稲積(にお)と薫衣の夫婦が本当にかわいらしくて、薫衣に稲積がいてくれてよかったし、穭はずっと妹に甘くて、ずっと厳しい物語の中で稲積の存在が清涼剤だったな。 読んでると「なぜ鳳穐だから、旺厦だからという理由だけでそこまで憎み合うのじゃ……」という気持ちになるんだけど、現実の世界でも同じようなことは起きてるんだよな、という寒々しい気持ちにもなってしまった。排外主義はよくない。 しかし、とにかく人の名前が読みにくくて覚えにくかった。ほぼ全員読みにくかった。鶲(ひたき)とか鯷(ひしこ)とか鵤(いかる)とか霾(つちふる)とか。
  • 2026年6月16日
    水滸伝(7(烈火の章))
    全19巻のうち7巻目なので物語全体としても中盤に差し掛かりつつあり、初期メンの中からも退場者が出てきた。つらい。 絶体絶命のピンチから何とか生還した宋江一行であったが、代償は雷横の命だった。馬鹿!!!!宋江がふらふら途中下車の旅を呑気に1年半もしてるから……!! というわけでやっと梁山泊に入った宋江なんだけど、入った途端に出番がなくなったので、旅描写も仕方なかったのかなぁと思うなどした(メタ視点)。 対立が深まる梁山泊と青蓮寺だけど、青蓮寺の新たな頭脳である聞煥章がわりと……やべえタイプのやつかな???という片鱗が、扈三娘との出会いからチラチラしてきて、果たしてこの男がどういう方向に向かうのか、ちょっと楽しみになってしまった。そして大きな激突の予感の中、犬を利用してころした馬桂はまだ生き残っているし、李富の都合のいい女に成り下がってしまったし、既にしんだ娘のことすらどうでもよくなってるの、本当に何だかなぁというキャラである。宋江、おまえのせいなんだぞ! ところで前巻から出てきた足の速い王定六、どっかで聞いた名前だなと思ったら、青鬼RTA実況動画のプレイヤー名が王定六選手だった。この実況動画、めちゃ面白くて時々思い出しては見返してしまう……。 https://youtu.be/2E4uWugMFOU?si=VSUNevQCqIyaG9QO
  • 2026年6月14日
    水滸伝(6(風塵の章))
    【これまでに登場した男気を持つもの】 ・料理 ・土 ・字←New!! 1巻から名前が出てた秦明将軍が遂に仲間に。魯智深は魯達になってちょいワルになった。今回も青蓮寺と梁山泊の大規模な衝突があり、一方その頃、宋江はデカい魚を釣っていた。二竜山の総隊長になった林冲は馬のことだけ考えていたい気持ちを抑えきれず、そしてまたも宋江がピンチになって次の巻へ。 ところで犬を利用してしなせた馬桂がどうしても好きになれないんだけど、李富はなんかちょっと中間管理職の哀しみみたいなものを感じるんですよね。その青蓮寺も聞煥章という天才が加入して一気に不気味さを増した。というか青蓮寺、敵方ではあるけど体制側から腐敗を何とかしようとする感じで、悪ではない印象なんよな。でも聞煥章はそういう情熱も今のところ見えなくて不気味ですね!あと宋江は寄り道しないではやく梁山泊へ行け。
  • 2026年6月11日
    水滸伝(5(玄武の章))
    しばらく体調不良で読書できてなかったけど、やっと元気になった。体調不良で寝込んでる間はオーディブルで色々聴いてたんだけど、好きな声優さんの声で朗読聴けるのはとてもよかった。 というわけで怒涛の展開だった5巻。青蓮寺と梁山泊の本格的なぶつかり合いが始まり、味方の中からも帰らぬ者が出てきた🥲 というかやっぱり宋江おまえのせいじゃねえか!!!!💢💢💢みんななんで宋江のこと好きなのかほんとにわからないょ……!! 楊志家族には幸せでいてほしかったのに……。馬桂がすっかり娘のことも忘れて李富のために生きる女になったのは仕方のないことかと思えるけど、イッヌを利用してころしたので全面的に悪です。イッヌと子供という無垢な生きものを利用するやり方、醜悪で邪悪だよ!!絶対にゆるさん……。 ところで帯の文句に「城之内死す!」とか「魔術師還らず」くらいの決定的なネタバレじゃん!!と憤ったのだけど、これが「坊主としての私は死んだ!」みたいな還俗するよ☆という意味だったのはさすがに草やで。
  • 2026年5月28日
    水滸伝(4(道蛇の章))
    宋江、男気センサーがついてる人間限定のフェロモンでも放ってるんじゃないか説。宋江の懐深いところが4巻読んでもわからないんだけど、一体人々はこの男のどこに惹かれるのだろうか。こいつのせいで馬桂が調略されて逆スパイになってしまった気配が濃厚なんですが……。 梁山泊も動き出して、青蓮寺もだいぶ大きく動き始めた4巻。宋江は南へ向かい、出会う男をたらし込んでいた。みんな宋江のこと好きになっちゃってよーしやるぞー!みたいな気持ちで叛乱の徒になっていくんだけど、宋江の魅力がわからん読者なので「?」という顔をしている。しかしこの叛乱の徒製造機ぶりは確かにすごいと思う。何なんだおまえは。 あと青蓮寺側の李富、めちゃいけすかねぇ奴だったんだけど、馬桂を調略したわりに普通に好きになってて「いいとこある……のか?」という顔をしている。李富くん青蓮寺に向いてなくない? とりあえず色んなとこがピンチかもしれない様相で終わったので続きを読むぞ。
  • 2026年5月21日
    水滸伝(3(輪舞の章))
    北方謙三ワールドでは、捏ねられる土にさえ男気が宿るものである(??????)。よくわからんけど、捏ねた土と語らって武松が解脱してた。なんで??? 問題児を更生させ浄化してく王進先生とお母様の家はなんかいい霊脈でも通っているのかもしれん。 それはそれとして、みんな本当にそいつ(宋江)について行っていいのか!?大丈夫か!?と薄々思っていたんだけど、3巻の宋江はマジでクズじゃん???という気持ちになった3巻。おまえがちゃんと閻婆惜とお話してたら、あんなことにはならんかったやろのツッコミはどうしても不可避であった。私人としてちゃんとできない人間が大勢の上に立てるのか? という疑問の目を向けてしまうけど、ここから先、どう挽回してくれるのかお手並み拝見といこうじゃねーの……。 とはいえ、北方謙三ワールドにおいては「ちょっとどうかと思う」くらいの男が標準であったりするので、そういう意味では宋江も普通なのだろうか。楊志と済仁美と楊令の親子がとても尊かったので、宋江のクズ所業が際立ったのはあると思う。李富がとても不穏だったので、済仁美たちが無事に過ごせますようにとお祈りしておく。 宗江がクズ所業してる一方、晁蓋と呉先生はなんかふたりして「こんな大事になって信じられない〜怖いけどがんばろ☆」みたいになっててよかった。だんだん規模が大きくなってく叛乱組織に気がついていく敵方の描写も増えてきた。でもまだ本格的な衝突の空気は感じないまま3巻終了。もう名前を全然覚えてない登場人物が結構いる!
  • 2026年5月17日
    水滸伝(2(替天の章))
    男が男を呼ぶ水滸伝2巻。どんどん集まる男たち、梁山泊を作るの巻。正しくは山の要塞を乗っ取るの巻。仕方がない、山寨の頭領であった王倫は小狡い小者だから、北方Worldに居場所はないのだ。北方Worldにおいては、居場所も活躍もよき死に様も好漢にしか与えられないものであり、小者は2行くらいで何の感想もなく死んでいくしかないのであった。遂に本拠地を得た反乱勢力が本格的に動き出すのかな…!?というところまで。 今のところ大きな戦いもなく、同志と本拠地を整える準備段階なのでストレスなくすいすい読めるんだけど、登場人物が増えてきて「こいつ誰だっけな」も増えてきた。呉先生とか戴宗とか阮兄弟とかジャイアントロボに出てくるキャラは流石に忘れないけど、どうしてもジャイアントロボの作画で頭に浮かんでしまうんだよな……。北方World自体のクセが強いせいか、キャラクターそれぞれはさほどクセつよではないんだけど、その中で燦然と輝く変人が安道全なのは間違いない。呉先生も変人の枠に入っている気がする。 ストレスがないのは敵方の描写がまだそんなにないからだと思うんだけど、これから敵方の出番が増えてきたら「やめてくれ〜〜」みたいな気持ちになりながら読むのかもな〜🤔 ところで2巻で一番「なんて???」ってなったのは料理の調練という言葉かな……。漢Worldにおいては料理すらも調練が行われるんだ。漢味(おとこあじ)にならないといけないんだろうな。こう……漢気がいい出汁になってる、みたいな。
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