
読書日和
@miou-books
2025年3月17日

山の上のパン屋に人が集まるわけ
平田はる香
パン屋ではあたり前とされる長時間労働がおかしいと思えばそうしなくて済む製法を考える。
自分の焼いたチョコレートパンを買ってくれるお客様が日に日にふくよかになっていくのを見て、お客様の健康のためにそのパンの販売を止める。
この本全体を通じて「うまく生きることよりも、健やかでいられる方法」、「道理が通ってないと嫌だし、対等でないと我慢ができません」という揺るがない価値観、すごい。。
かと思えば、お店を始めるのも「開業するぞ!」という意識もほとんどなく、失敗したら辞めたらいいや、という感覚、と軽やか。倉庫が必要になって良い物件が出れば、すぐクラウドファウンディングで手に入れる。行動がはやい!
年商3億円以上を売り上げる女性の姿がなんとなくイメージできたような。。
お金についての考え方も素敵だった。
お金はもらったあとに「通過させる」事が大事。自分を介して人に渡す。パスをする。「誰にパスするか」を考え抜いたお金には、とても大事な意味が込められていると思います。


