
さがわ/広告会社の採用人事
@tkmsgw76
2025年2月17日

話し方の戦略
千葉佳織
読み終わった
読書メモ
📌話して「伝える」ための技術とは
伝えたいことを聞き手に届けるために必要な「目的意識」の考え方や、細かい話し方の動作の工夫まで、今日からすぐにビジネスシーンで応用できる「話し方」の秘訣が詰まった一冊でした。
📝「話し方の戦略」の3原則
①「話す目的」を明確にする
・話すことは「手段」であるため、それが目的になると人の心を掴むことのない「作業」になる。
・目的は自分自身が納得さえ行けば具体的でも抽象的でもいい。
②「対象者」を分析する
・前提が共有できる人には深みのある内容を、共有できてない人には寄り添った解説を。
・話す行為において重要視されるのは自己評価ではなく他者評価。
③「話し言葉」の意識を持つ
・「話す」とは瞬間的に言葉の解釈をしなくてはならないシビアなコミュニケーション形態。
・準備した言葉が「準備したように聞こえる」のは準備不足。
✅読書メモ
・「話し方の戦略を立てる」とは、自分が伝えたいことを聞き手に届けるために、話すときの目的を定め、言葉、音声、動作を考え抜くことを指す。
・話し方のジャンルはなぜか「マインドさえあれば良い」という論調があるが、スキルを通してマインドを醸成するアプローチが必要。
・時間とともに消えていく話し言葉において、伝えたいことをきちんと伝え記憶に残すためには、コアメッセージという形で端的に示すことが不可欠。
・質の高いコアメッセージには「行動依頼」と「価値観提供」の2種類ある。
・絶対にこの型(結論ファーストなど)で話すべきという思い込みは、「伝わる」機会を損失する。
・冒頭の言葉を無意識に前例的に構築するのではなく、意識的に目的達成のために選択すべき。
・情報過多になっていく時代において聞き手が求めるのは、それっぽい情報ではなく「人の体温がある情報」である。
・ストーリーが熱意と共感を生むものだとしたら、ファクトは信頼と納得を生むもの。
・音声と動作ほど「自分の認識」と「他者からの印象」にギャップがあるものは他にない。
・「間」は前に話したことを理解させる時間であり、あとに何を話すかを期待させる時間。
・身動きひとつで信頼感は大きく変わるため、信頼感はまさに「体現」されるもの。
