

さがわ/広告会社の採用人事
@tkmsgw76
自己啓発や人事関連の本を中心に感想をまとめています📚
📌普段は広告の会社で人事の仕事
📌キャリアコンサルタントの国家資格
📌ももクロとサッカーが大好き
📌サッカーPodcast「フットオンエア」配信中
- 2025年5月14日読み終わった読書メモ『弱さ考』の読書メモ (著:井上 慎平さん) 📌「弱い」ままにどう生きるか 漠然とした焦りと不安に向き合いながら歩いてきた自分を受け止めて、弱さを知ることでまた強さを知る。何のために毎日頑張るのかを、新しい角度から問うことができる一冊でした。良い意味で、とても重い。 📝読書メモ ・個人の考え方や価値観は思った以上に社会からの影響を受けていて、個人の弱さについて考えることは社会について考えることでもある。 ・現代は変化を基軸にしているが、人類は長い間ずっと「変化しないこと」を軸として生きてきた。 ・会社は「競争と負債」があるからこそ変化と成長を続けなければならず、その中で働く個人もまた成長のプレッシャーとは無縁ではいられなくなる。 ・目的はいつでも手段よりも先、つまり未来の側にある。問い方次第で、現在という時間は未来の目的のための手段になってしまう。 ・テクノロジーは時間をプレゼントしてくれたけれども、その時間は放置されず生産性向上のためのリソースになった。 ・社会は加速度的に変化し、どんどん未来がわからなくなり、その不安から人々はより活動的になる。 ・「戸惑いの心」をさらけ出すことで、相手も戸惑いの心で応じてくれるようになり、真に人間的な言葉に繋がる。 ・「誰でもわかる」ではなく「自分にしかわからない」を育て、自分自身の固有の価値に気付く小さな幸福論。 ・効率的に時間を使う考え方ではなく、ものごととの繋がりから「時間を生み出す」考え方へ。 ・よりよい明日を追い続ける直線的な世界観を更新しない限り、焦りは消えない。 ・人生にはどうにもならないことはある。重要なのは自分を「課題解決」の対象にしないこと。人生はビジネスではない。
- 2025年4月22日戦略人事のビジョン八木洋介,金井寿宏『戦略人事のビジョン』の読書メモ (著:八木洋介さん、金井壽宏さん) 📌今求められる人事本来の役割とは 今求められるのは過去を見る「継続性のマネジメント」ではなく、現在を見る「戦略性のマネジメント」。10年以上前の書籍ですが、人事としてのスタンスを考えさせる刺激的な1冊でした。 ✅人事のプロとして求められる資質 ①情熱があること ②ビジネスを知ること ③人の理解を深めること ④人の心を揺り動かせること ⑤日常からの努力と学習を欠かさないこと 🔥「勝ち」を実現する人事の役割 ・アンバサダー(大使) ・トランスレーター(通訳) ・ストーリーテラー(語り手) ・エンライター(啓蒙者) 📝読書メモ ・「継続性のマネジメント」に縛られた人事部門では、人事担当者はいつしか考えることを忘れてしまう。 ・霧を晴らす手伝いをする、熱く語って火付け役になる、社員のやる気を高めるために人事の仕事はある。 ・人事としてのリーダーシップは、権限ではなく見識をもち、正しいことを正しいと主張すること。 ・企業が成長するための戦略を真摯に語りかけ、目指す方向に向かって人を巻き込むことが「人事の力」である。 ・営業部門が商品を売って経営に貢献するように、人事部門は個人や組織が最高のパフォーマンスを出せる状態を作り出すことで経営に貢献する。 ・社員の誰が聞いても「そうだよな」と腑に落ちる内容でなければ、戦略とは言えない。 ・考えないでする仕事は「作業」であり、最高のパフォーマンスを出すために余暇や考える時間を大切にする。 ・自分のストーリーを語ることは、自分をもっとよく知り、原動力となるコアストーリーを理解し、自分らしさやアイデンティティを確認していく道筋である。 ・リーダーはリーダーにしか育てられず、人事としてリーダーを育てようとするならば人事の私たちがまずリーダーでなければならない。 ・リーダーシップは上から下への影響力のことだと考えられがちだが、上向に影響力を行使することが求められる。 ・人々を元気にするのが人事の仕事だと真から信じることができれば、企業もきっと元気になっていく。
- 2025年4月4日読み終わった読書メモ📌忙しいからこそ読書する 変化が多く忙しい毎日の中でも活躍するビジネスパーソンは読書を欠かさない。読書をすることで自分の時間を取り戻し、実践を通して知識を経験に繋げる「アウトプット習慣」を大切に。 ✅本を学びに活かす6つの心構え ①読書=情報収集の考え方を捨てる ②本選びは成長+偶然を意識する ③この本はどう生かせるかを考える ④興味のある部分だけ読むでいい ⑤読書を実践と成果につなげる ⑥読んだらすぐにアウトプットする 📝読書メモ ・読書は忙しい毎日の中でも自分の時間を取り戻す手段。 ・読書は知識をつけるだけでなく、情報を選択し、理解し、応用する能力を養うこと。 ・読書はあくまでもインプットの過程に過ぎないので、アウトプットに繋げなければ効果は発揮されない。 ・目先の利益だけでなく、将来の自分への投資として読書の価値を正しく認識する必要がある。 ・専門性を深める本と偶然の出会いの本を5:2で選ぶことで、専門性を深めつつ新しい刺激で知識を広げることができる。 ・一見無関係に見える学びは後に人生を大きく変える可能性を秘めている。 ・本に書かれているテクニックや方法論の本質を見極め、自分なりの解釈を加えることで、より実践的な学びにする。 ・時には「選読」で効率を重視し、時には「精読」で深い理解を目指す。 ・二次情報である本の内容を実践を通じて一次情報化することで、知識を自分の経験として体得していく。
- 2025年3月26日読み終わった読書メモ📌他人にゆるく自分にストイック 己を知り、没頭し、変化し続ける。この3つを軸に努力を重ねて継続することで自分らしい方向性が見つかり、運と才能のバランスが取れた成長を目指すことができる。 🧭ゆるストイックで生きるための羅針盤 ・現在を正しく認識する ・思い込みを理解する ・努力、運、才能の関係を深く知る ・自分を知り、自分を変え続ける ・運をコントロールする ・分断の時代に備える ・今日が人生最後のつもりで生きる 📝読書メモ ・自分に厳しくストイックでありながら、他人に自分の価値観を押し付けない柔軟さが「ゆるストイック」。 ・ゴールを急ぐのではなく続けることそのものを楽しむ。 ・古くなった価値観をアンインストールして、空き容量を確保することが最優先。 ・小さなリスクを分散して取りながら、小刻みにトライアンドエラーを繰り返す姿勢こそが現代社会で必要なリスク管理の方法。 ・ゼロ失敗思考は社会に広がる「現代病」、成功者は「失敗のプロ」と言っても過言ではない。 ・完全な合理的判断は不可能だと、ロジカルシンキングにも限界があることを理解する。 ・独自性はその時代の人々が慣れ親しんだ概念を少しずらすことで無限に生み出すことが可能。 ・独自性が低くても、成長している基盤にフリーライドすることで規格外の成功が実現することもある。 ・独自性とフリーライドの考え方で、自分が向き合うべきことと手を抜くべきことを整理する。 ・好きなことと得意なことが重なっている、周りから褒められるが自分にとっては楽にこなせることを探すべき。 ・本当にできないことは思いつかないので、現在の自分にとって「できなそうなこと」こそが最適な難易度の目標になる。 ・運が良い人の特徴はシンプルで「とにかく試行回数が多い」こと。 ・自分を客観的な改善対象として見ることで、ゲーム感覚で自己成長を楽しむことができる。 ・複数のコミュニティに属するなど、沢山の依存先を作ることで精神的な安心感を高めることができる。 ・18歳で身体が完成し、28歳で精神が大人になり、38歳で次世代にバトンタッチすべき年代になる。 ・人類は唯一絶対の正しさを求める時代から、複数の多様な正しさを前提とする新しいフェーズに差し掛かっている。
- 2025年3月5日ベンチャーの作法高野秀敏読み終わった読書メモ📌すべては結果の後についてくる 結果を出すために必要な「5つの作法」を中心に、普段の行動に落とし込めるマインドが盛りだくさん。ベンチャーだけでなく、結果を残すために奮闘するすべての組織人におすすめしたい一冊です。 📝読書メモ ・仕事において求められるとは無数に存在するが、ベンチャーにおいて求められることは「結果」を出すこと。 ・なんとしても事業を継続させる意地ではなく、見切りをつけて別の可能性を探る勇気が必要。 『目標設定』の作法 ・裁量を得たいなら、まずは末端の仕事をしっかりこなして信頼を得る必要がある。 ・環境を変えても結果を出すために、経験や学習や癖をいったん「捨てる」ことと「教わる」姿勢が必要。 ・朝令暮改を成長機会としてポジティブに捉えられる人だけが結果を出すことができる。 『任務遂行』の作法 ・異なる環境でも結果を出せる「再現性のある仕事」をできる人が、本当に仕事ができる人というものです。 ・組織における評論家と改革者は紙一重の違いで、評論家タイプの俯瞰できる視点は成功に近い存在だと言える。 ・やることを減らして仕事のスピードを上げるのではなく、やるべきことを全てこなすために仕事のスピードを上げる。 ・質と量どちらが大切なのかではなく「どちらも大切」で、量をこなさないと質は生まれない。 ・たとえ不安があっても、あれこれ考えるよりまずは思い切って行動してみること。 『指示対応』の作法 ・経営者だけが見えている景色と、経営者だけが感じる「視線」がある。 ・経営者の判断を信じて全力で取り組み、その選択を「正解」にしていく。 ・どんな状況でもどうにかして結果を出せないか試行錯誤するのが仕事。 ・人は相手の「今」ではなく「過去」をみて判断するので、築き上げてきた信頼は必ず自分を守ってくれる。 『連帯形成』の作法 ・自分の仕事に全力を尽くし、他者を助け、他者からの助けも受け入れる。 ・人を頼れない人は、自分ひとりの限界以上の大きな仕事はできなくなる。 ・率先して他者を救い、そして自分も他者から救われる存在になる。 『職務越境』の作法 ・自分の仕事以外にも当事者意識を持ち、「仕事」だからではなく「必要」だからやる。 ・役割や所属や世代の壁を越えることで自らの可能性を高めていく。
- 2025年2月17日話し方の戦略千葉佳織読み終わった読書メモ📌話して「伝える」ための技術とは 伝えたいことを聞き手に届けるために必要な「目的意識」の考え方や、細かい話し方の動作の工夫まで、今日からすぐにビジネスシーンで応用できる「話し方」の秘訣が詰まった一冊でした。 📝「話し方の戦略」の3原則 ①「話す目的」を明確にする ・話すことは「手段」であるため、それが目的になると人の心を掴むことのない「作業」になる。 ・目的は自分自身が納得さえ行けば具体的でも抽象的でもいい。 ②「対象者」を分析する ・前提が共有できる人には深みのある内容を、共有できてない人には寄り添った解説を。 ・話す行為において重要視されるのは自己評価ではなく他者評価。 ③「話し言葉」の意識を持つ ・「話す」とは瞬間的に言葉の解釈をしなくてはならないシビアなコミュニケーション形態。 ・準備した言葉が「準備したように聞こえる」のは準備不足。 ✅読書メモ ・「話し方の戦略を立てる」とは、自分が伝えたいことを聞き手に届けるために、話すときの目的を定め、言葉、音声、動作を考え抜くことを指す。 ・話し方のジャンルはなぜか「マインドさえあれば良い」という論調があるが、スキルを通してマインドを醸成するアプローチが必要。 ・時間とともに消えていく話し言葉において、伝えたいことをきちんと伝え記憶に残すためには、コアメッセージという形で端的に示すことが不可欠。 ・質の高いコアメッセージには「行動依頼」と「価値観提供」の2種類ある。 ・絶対にこの型(結論ファーストなど)で話すべきという思い込みは、「伝わる」機会を損失する。 ・冒頭の言葉を無意識に前例的に構築するのではなく、意識的に目的達成のために選択すべき。 ・情報過多になっていく時代において聞き手が求めるのは、それっぽい情報ではなく「人の体温がある情報」である。 ・ストーリーが熱意と共感を生むものだとしたら、ファクトは信頼と納得を生むもの。 ・音声と動作ほど「自分の認識」と「他者からの印象」にギャップがあるものは他にない。 ・「間」は前に話したことを理解させる時間であり、あとに何を話すかを期待させる時間。 ・身動きひとつで信頼感は大きく変わるため、信頼感はまさに「体現」されるもの。
- 2025年2月8日読み終わった読書メモ📌話して「伝える」ための技術とは 伝えたいことを聞き手に届けるために必要な「目的意識」の考え方や、細かい話し方の動作の工夫まで、今日からすぐにビジネスシーンで応用できる「話し方」の秘訣が詰まった一冊でした。 📝「話し方の戦略」の3原則 ①「話す目的」を明確にする ・話すことは「手段」であるため、それが目的になると人の心を掴むことのない「作業」になる。 ・目的は自分自身が納得さえ行けば具体的でも抽象的でもいい。 ②「対象者」を分析する ・前提が共有できる人には深みのある内容を、共有できてない人には寄り添った解説を。 ・話す行為において重要視されるのは自己評価ではなく他者評価。 ③「話し言葉」の意識を持つ ・「話す」とは瞬間的に言葉の解釈をしなくてはならないシビアなコミュニケーション形態。 ・準備した言葉が「準備したように聞こえる」のは準備不足。 ✅読書メモ ・「話し方の戦略を立てる」とは、自分が伝えたいことを聞き手に届けるために、話すときの目的を定め、言葉、音声、動作を考え抜くことを指す。 ・話し方のジャンルはなぜか「マインドさえあれば良い」という論調があるが、スキルを通してマインドを醸成するアプローチが必要。 ・時間とともに消えていく話し言葉において、伝えたいことをきちんと伝え記憶に残すためには、コアメッセージという形で端的に示すことが不可欠。 ・質の高いコアメッセージには「行動依頼」と「価値観提供」の2種類ある。 ・絶対にこの型(結論ファーストなど)で話すべきという思い込みは、「伝わる」機会を損失する。 ・冒頭の言葉を無意識に前例的に構築するのではなく、意識的に目的達成のために選択すべき。 ・情報過多になっていく時代において聞き手が求めるのは、それっぽい情報ではなく「人の体温がある情報」である。 ・ストーリーが熱意と共感を生むものだとしたら、ファクトは信頼と納得を生むもの。 ・音声と動作ほど「自分の認識」と「他者からの印象」にギャップがあるものは他にない。 ・「間」は前に話したことを理解させる時間であり、あとに何を話すかを期待させる時間。 ・身動きひとつで信頼感は大きく変わるため、信頼感はまさに「体現」されるもの。
- 2025年2月5日シン・人事の大研究中原淳,『日本の人事部』編集部,田中聡読み終わった読書メモ📌人事も一人の「社員」である より複雑になる組織問題を柔軟に解決していくために、人事パーソンは臨機応変に学びを続けていかなければならない。毎日の仕事の意識を高める1冊でした。 ✅読書メモ ・組織の課題解決に取り組むのは「人事」という概念ではなく、人事として働く一人ひとりの社員である。(人事パーソン) ・人事が経営にインパクトを残すことができる時代でもあり、人と組織の課題に振り回される時代でもある。 ・次から次に生まれる「人と組織の課題」を解決するために、人事パーソン自身の能力向上と継続的な学びが必要。 ・人事の諸機能が「他人事化」することなく、ひとつのチームとして連動しなければならない。 ・会社経営と従業員にとって真にインパクトをもたらす課題を仕分けて優先順位をつけるようにする。 ・人事制度には「人間観」が反映されて、制度の一番根の部分には思想がある。 ・従業員の学びや成長を促す人事は、自らもまた学び続ける存在であるべき。 ・知識やスキルを学ぶだけでは成長実感を得られず、仕事や組織に還元してこそ成長実感が生まれる。 ・人事は世の中で最も臨機応変であり続け、悩む前に目の前の課題に向き合うべき。
- 2025年1月31日会社はあなたを育ててくれない古屋星斗読み終わった読書メモ📌「寄り道」と「近道」で働き方をデザイン キャリア形成に必要な負荷や経験をどう手に入れるべきか、過去の体験を意味付けしていくか、新しい時代の「安定志向」を体現するためのヒントが盛りだくさんでした。 ✅読書メモ ・社会人がこれから歩んでいく職業人生(キャリア)に必要な負荷が、会社や職場から自動的には提供されなくなった。 ・若者の期待や能力に比して成長できる機会や経験が乏しい「ゆるい職場」が生まれた。 ・職場にいる時間が短くなったことで、個人の経験の差が生まれるようになった。 ・2015年の若者が10年で獲得できた知見を得るのに、現代の若手は15年かかることになる。 ・知見やスキルを身につけて職業社会の波を乗り越えて、豊かなキャリアを作っていくことが「新しい安定志向」 ・「ありのままでいたい」と「なにものかになりたい」はの両立は、キャリアの初期(専門性が未確立)の時点ではほぼ不可能。 ・働き方のデザインにおける「努力投資」は、自らの専門性や知見、経験の希少性を高めるプロセス。 ・過去のキャリアは「意味付け」により価値を変えることができる。 ・キャリア形成の能動的な姿勢は就職直後が最も高く、段々とキャリアに関する行動や情報取得をしなくなっていく。 ・若手社会人にとっては越境や大きな行動よりも、今「小さな行動」ができているか否かが大切になる。 ・キャリアは一筋だけが正解ではなく、同時並行で進む複数の集合体で捉える方が豊かになる。 ・キャリアが自律的であるほど、意図的に偶発性を避けてしまう傾向がある。 ・あえて「在職する」という選択も、キャリア形成における重要な意思決定のひとつ。 ・希少性の高い「辞めない理由」を見つけることが、この先のキャリア形成の重要な軸になる。 ・キャリアの近道のために「あえて努力量を下げる」選択も肯定的な意味がある。 ・焦りやキャリア不安は全く悪いことではなく、不安の範囲が広がることは自分が変化している証拠。
- 2025年1月29日戦わない採用鈴木貴史読み終わった読書メモ📌「リファラル採用3.0」の仕組みづくり 従来の「リファラル採用」をファンベースで社員自らが紹介したくなるような仕組みを作る「戦わない採用」に進化させることが、持続的な組織の成長に繋がることを理解することができました。 ✅読書メモ ・転職潜在層にも魅力を伝える「戦わない採用」では、社員がメディアとなりリアルなストーリーを表現することが大切。 ・リファラル採用3.0を実現するためには社員を動かすのではなく「社員が動きたくなる」仕組みを作ることを目指すべき。 ・採用活動をよりよい会社を創る手段だと捉え、採用担当は「ファンづくりのディレクター」として立ち振る舞う。 ・解像度が低い「誰でも良いから紹介して欲しい」状態は「誰も紹介してくれない」状態。 ・採用活動を社内で推進することで会社が自分事化され、従業員体験とエンゲージメントの向上につながる。 ・戦わない採用を実現するために重要な「5つのポイント」 ①認知を風化させない継続的な広報 ②共感を生むための透明性の高い情報とストーリー ③その場ですぐに参加できる導線 ④行動ハードルを下げるコンテンツ設計 ⑤リファラル紹介後に良い体験で終わるコミュニケーション ・社員を巻き込んだ採用活動を成功させることで、関わる人や組織のポテンシャルの解放につながる。
- 2025年1月12日読み終わった読書メモ📌変化を受け止め適応していく 変化が多く沢山の選択肢が常に存在する現代だからこそ、自分の価値を最大限発揮できる環境に適応していく「転換力」が必要だと気付かされました。 キャリアコンサルタントの試験勉強の中で出会ったプロティアンキャリアの考え方ですが、改めて現代版にトレースされた内容を勉強し直していきます。(もうプロティアン検定を受けてから2年が経過しそうだ...!) ✅読書メモ ・やる気の源は職業や会社によって決められてしまうものではなく、自分の人生の解像度を上げることで得られるもの。 ・人生におけるゴールにだけ価値を置くのではなく、道のりや取り組んでいること自体に意義を見出す。(心理的成功) ・過去と未来の解像度を高めて「自分自身を幸せにするため」に生きていくことがプロティアンキャリアの掲げる人生観。 ・常に変化していく世の中において、それに合わせて自らを変えていかなければ滅んでしまうことは歴史が証明している。 ・目的のない作業の繰り返しは人を疲労させるが、意味付けされたプロセスは結果が出なくても解像度を高める効果がある。 ・自分が得意にしていることをオープンにすることで、それを活かすチャンスや思わぬ出会いを自然と引き寄せる。 ・「もしあと10年しか働けないとしたら明日から同じように過ごすか?」など、自分で区切りを作ることで人生の解像度が上がる。 ・伸び代がないと感じるのは、新しい成長欲求への切り替わりのステップである。 ・自己分析の際は普段意識しない行動にこそ人間性や価値観が隠されているので、細かい言語化が大切。 ・持ち合わせているスキルは「誰のために活かすのか」を考えると適応力を発揮できる可能性が高まる。 ・たとえ小さな行動でも「キャリア資本」の積み重ねになるので、行動量を優先させるべき。 ・社会のテクノロジーの変化(AIなど)を利用して、何のために働くかを考えて、挑戦し続けることが大切。
- 2024年12月10日読み終わった読書メモ📌時間とエネルギーを主体的にコントロールする 限られた時間とエネルギーを最適配置するために、身体とメンタルをベストな状態に維持するために、休日を「何もしない時間」ではなく「休養」と「教養」と位置付けることで前向きな気持ちを作り上げる。働き方改革に加えて「休み方改革」を考えることは、これからの働き方に大きな影響を及ぼす重要課題になるかもしれません。 ✅読書メモ ・しっかりと休んでいても疲れが取れない原因は「働き方」ではなく「休み方」にも原因がある。 ・休日を何もしない時間として考えるのではなく、「エネルギーをチャージする時間(休養)」と「知的エネルギーを蓄える時間(教養)」に位置付ける。 ・働き方改革に成功している企業は設計を「how」ではなく「why」から始めている。 ・疲れたら休むのではなく、疲れる前に休む「温存戦略」を徹底する。 ・仕事と私生活を対立構造で考えすぎず、両方のクオリティと満足度を高めること(ワークライフハーモニー)を目指す。 ・最短の時間と最小のエネルギーで最大の成果を出し続けるためには業務処理能力だけでなく、仕事の「見極め力」が大切。 ・主体的に時間を使う「時間自律性」の高さが生きがいにつながる。 ・他者比較を軸とする「自己肯定感」よりも、自分の能力や価値に自信を持つ「自己効力感」を重視する。 ・自己効力感を高めるのは成功体験だけでなく、挑戦を楽しむ気持ちと経験。 ・何かを少しだけやってみる「小さい行動実験」を続けることが大切。 ・読書は自己効力感を高めるだけでなく、未来を見通すための望遠鏡の役目も果たしている。
- 2024年12月2日リーダーの言語化木暮太一読み終わった読書メモ📌リーダーの言葉は「価値」を生む 「正解がない時代」と言われる現代は、言い換えると「正解がものすごく増えた時代」。考え方が多様になり複数の「正解」が存在する中で、チームが考える正解に向かうために、まずは要となるリーダーが自分の考え方を言語化することで組織も社会も大きく変えることができる。 ✅読書メモ ・言語化とは言葉に限らず考えていることを「明確化」すること。 ・リーダーが自身の思考を明確にすることでメンバーから正しい行動を引き出す。 ・経営者はビジョンを言語化し、リーダーはメンバーが行うアクションを言語化し、メンバーは日々のコミュニケーションを言語化する。 ・チームで掲げたゴールを達成するための「必要な条件」を定義するのはリーダーの役目。 ・ゴール(ラスボス)に向かうまでに必要な「小分けにしたゴール(中ボス)」を言語化する。 ・リーダーが示すべき「3つのアクション」 ①やるべきことの言語化 ②やらないことの言語化 ③間違っている行動の軌道修正 ・伝える指示を明確にするために「そのために、何をする?」を3回自問する。 ・そのタスクをやるべきか否かは「やらないことで誰にどのような変化があるか?」を軸に判断する。 ・メンバーの考えを言語化する問いかけでは「例示」を工夫する。 ①極端な例示 ②分解して例示 ③将来を例示 ・相手の価値観やダイバーシティを理解することは、自分と相手の「べき」や「だって」の違いを理解すること。 ・「わかりやすい」とは、「把握できて、納得できて、再現できる」こと。 ・相手の「わかったつもり」を変えるために、質問される前に想定解釈を修正する。
- 2024年11月11日読み終わった読書メモ📌「仲間集め」はサイエンスできる。 ゴールや全体像の捉え方から、企業イメージを構築する問題解決の手法まで、主に新卒採用における教科書になりうるような一冊でした。再現性を担保することが難しい業務領域ですが、原理原則を忘れずに採用から事業を推し進めることができる働きを意識していきたい。 ・採用を成功に導く「採用の9か条」 タイミングの法則、コミュニティの法則、演出の法則、ジャイアントキリングの法則、企業イメージの法則、給与・待遇の法則、人材輩出企業の法則、関係性の法則、トップ人材確保の法則 ・「採用の常識」を変えた3つの時代変化 ①求職者の価値観の変化 ②経済環境の変化 ③情報インフラの変化 ・企業イメージは企業を「粘り強い組織」に作り替えることがある。 ・危機や変革のときにこそ、ロマンが会社を底支えし、社員たちの感情を動かす。 ・採用戦略は自社の「事業特性」(事業サイクル、産業の歴史)を客観的に分析したうえで考える。 ・企業の評判を上げるための体験資産と、認知力を上げるためのメディア資産の掛け算で企業イメージを構築する。 ・「新卒採用暇なし」の最大要因は「やった気になるけど成果に繋がらない業務」。 ・採用の短期成果はクロージングで、長期成果は採用マーケティングで決まる。 ・求職者の情報の入り口(CEP)をおさえることで「思い出してもらう」機会を増やす。
- 2024年10月10日100話で心折れるスタートアップえい,佐々木真読み終わった読書メモSNSで投稿されたマンガに解説がついた書籍版。今まで起業とは無縁な人生だと思っていましたが、覚悟や胆力、モメンタムを引き起こす求心力など、組織に関わる仕事をする自分はこれほどの熱量をもって働くことができているか自問できる内容でした。 何となくビジネスマンがサウナやキャンプを愛する気持ちがわかった気がします。シーン毎の解説やイヌさんの裏話もおもしろかったですが、注釈的に挟まれる用語解説も丁寧でおもしろかったです。(特に「土日祝日」の解説が好きです)
- 2024年9月27日進撃のドンキ酒井大輔読み終わった読書メモ創業から35期連続で増収増益を達成した企業の裏側にあるのは大胆な「権限委譲」と徹底した「主権在現(現場主導)」の考え方。主体的に動くことで生まれる覚悟や「はらわた力」が、モノが売れる空間を作っていくという世界観に引き込まれる1冊でした。 「会社の業績は従業員の知恵の総和」という言葉から、自分もいまの会社で真に責任感を抱いて仕事ができているか自問するきっかけになりました。
- 2024年9月5日機嫌のいいチームをつくる吉井理人読み終わった読書メモ・主体性と自主性の違いはモチベーションに表れる ・プレイヤーとしての成長と人間としての成長、どちらも諦めてはいけない ・それぞれの分野のプロが他の領域について考えることで新しいアイデアが生まれるので、意見を言い合える環境作りが必要になる ・コミュニケーション量を増やすことで判断に必要な思考のテーブルに乗せる「材料」をできる限り多くする ・チーム力が高い状態とは「個々がそれぞれの特徴をいかんなく発揮しながら成長し、同時にチーム内にある一定のルールを守れている」状態 ・個性がメンバーの数だけあり、その個性が化学反応を起こすことでより魅力的なチームになる。 ・データな数値を活用するために、数字では説明できないことを熟知する必要がある 個々が主体的に成長するために、「心理的安全性」の高い環境を整えること。個々の可能性を引き出すためのチーム作りについて学ぶことができました。
- 2024年9月5日人事で一番大切なこと西尾太読み終わった読書メモ📌人事ポリシーの大切さ 会社の想いや人事としての考え方を「人事ポリシー」という軸にして適切に悩むこと。全ての人事施策に一貫した軸を持つことが、社員からの信頼につながると改めて気づくことができました。 ✅読書メモ ・「自社が求めるいい人」とはどのような人なのかを定義し、採用活動時も入社後も示し続けなければならない。 ・求める人物像と合わせて企業の中長期的なビジョンを明確に示すことも大切。 ・「自社はこう考えている」という軸の存在が一貫したメッセージをつくり、一貫した人事施策に結びつく。 ・人事はやり方よりも「考え方」が大切で、その柱となるのが「人事ポリシー」である。 ・人事の目的は企業と個人のベクトルをできる限り同一にしていくこと。 ・人事ポリシーに照らし合わせた一貫性のある判断が、社員からの企業への信頼を生み出す。 ・人事ポリシーは経営者の軸であり、信念と責任を持って示すもの。 ・給与を決めるということは、企業の人に対する考え方を表すこと。 ・人事ポリシーを明確にして制度に落とし込み運用すれば、企業が求める働き方が示され、人と企業の両方が成長していく。 ・人事担当として裏はあっても影はなく。「自分のための嘘」をついてはならない。
- 2024年8月30日マネジャーの全仕事 いつの時代も変わらない「人の上に立つ人」の常識ジム・マコーミック,ローレン・B・ベルカー読み終わった読書メモ・感情表現と落ち着きを切り分けて、ものごとに動じず穏やかに。 ・相互協力型のチームを作る「チームダイナミクス」を生み出す要素。 ①開かれたコミュニケーション ②権限の譲渡 ③役割と責任の明確化 ④目標の明確化 ⑤効果的なリーダーシップ ⑥業績評価と人事制度 ・人は事実に基づいて行動するのではなく、事実に対する認識に基づいて行動する。 ・部下への配慮や理解はマネジャーとしての弱さではなく、強いからこそできること。 ・「個人の関心」と「組織のニーズ」を繋ぎ合わせ、チームに熱意と責任感をもたらす。 ・組織のイノベーションに対する温度感を決めるのは、「うまくいかなかった場合」への対応。 ・意思決定の能力を高めるために、ファクトを集める能力と情報を見極める能力を鍛えていく。 ・自分らしいリーダーシップを発揮するために「言動一致」の姿勢を大切に。 考え抜かれた行動と品格のある振る舞いで、成果を出せるチームを作る。組織を強くするために「マネジャー」という仕事がいかに重要かを整理することができました。
- 2024年8月4日読み終わった読書メモ戦前から現代までの人と教養の関係に触れながら、情報が溢れる世界における「読書」という行為の立ち位置について考えることができました。 気軽に欲しい情報にアクセスできるようになった今、新しい知識に出会える偶然性を含む読書はノイズになる。娯楽が情報になる。そしてどんどん欲しい情報にだけ触れるようになり、余裕や余白を見失い続けてしまう。 忙しい毎日の中に少しでも余白を見繕い、新しい文脈というノイズを受け入れられる感覚(全身ではなく「半身」で働く)を心がけてみる。確かに「最近インプットが足りないな」という時は心身の疲れのサインだと個人的にも思うので、これからも自身の気持ちのサイレンとして大切にしていきます。
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