池田真吾 "コードブレイカー" 2026年4月13日

コードブレイカー
コードブレイカー
ジェイソン・ファゴン,
小野木明恵
非常におもしろい作品だった。暗号に興味がある人、アメリカの秘められし現代史に興味のある人、第二次世界大戦に興味のある人、すべての人に対してお勧めできる本である。 本書の主人公であるエリザベス・フリードマンは暗号を紙と鉛筆で(つまり人間の頭で)解読した最後の暗号解読者だろう。今やコンピュータが暗号して、コンピュータが解読する時代となった。 エリザベスはコンピュータは「災いのもとだ」と発言している。「機械がもたらす問題は、メッセージが立ち現れる瞬間を目の当たりにする興奮を誰も二度と体験できないこと。」今後ますます進むであろうAI時代に対する示唆に富んだ言葉である。 AIがもたらす解答は便利ではあるが、自分で答えに辿り着く感動は得られない。
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