noripiii "光ってみえるもの、あれは" 2026年4月12日

光ってみえるもの、あれは
川上弘美さんの作品は、本当に登場人物が面白い。社会一般ではけして素敵とは言えない人の描写が凄い。 「周りにいたら迷惑で、でも憎めないんだよなあ」で片付けてはいけない、と川上さんが思っているのか、ちゃんと迷惑なんだけど笑、ひとことで言えないから小説が楽しくなるんだろうなとも思う。だって人間だもの、で終わらせるもんか、という気概すら文章から受け取るそんな夜更け。 主人公の翠くん、友だちの花田くん、恋人(だった?)水絵ちゃんも、翠くんの母も祖母も、大鳥さんも、キタガーさんも、みんな面白いな。みんな、友だちにはなりたくないなとは若干思う要素があるんだけど、それでも翠くんに幸あれ、とは思う。人生は続くね。
光ってみえるもの、あれは
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