るいか "少女マクベス" 2026年4月15日

るいか
るいか
@luica_redlavi
2026年4月15日
少女マクベス
図書館で借りた。本当にオススメしたい! かなり前にテレビであらすじが紹介されていたのを見てすごく気になってた本のうちの1冊。 女子のみが入学できる演劇学校で起きたとある天才の生徒の転落事故。 事故の真相を知るために入学してきた新入生と主人公によって事故が明らかになっていく。 特殊な学校の閉鎖的な環境、そこに在籍する生徒たちの関係が複雑に絡まっていったことで生まれた歪み。 才能があるから、皆が納得する。 才能があるから、皆が人を神格化させる。 才能があるから、度を超えた言動も見逃される。 才能があるから、人を狂わせる。 そんな悍ましさを感じた。 描写に出てくるプラタナスの花言葉をなんとなく調べたらひっくりかえった。 プラタナスが出てくる場面の登場人物と照らし合わせて唸ってしまった。 三人の魔女の役を演じてる3人もすごく魅力的だった。全ての共感はできないけれど、要所要所で「あぁ、その気持ち分かるな」があるこの思春期、高校生女子ならではの悩みもあってその心理描写も細やかで真に迫るようだった。 直近で読んだミステリーのジャンルが日常系のなぞなぞみたいなものだったのもあって、少女マクベスを読んでいて「これこれ!こういうミステリーが読みたかったんだ!!」と興奮してしまったしかなり読み応えがある。 少しだけ読み進めようと思って夜更かしして3時半まで読んでいたくらいには次がどんどん気になってしまいくらいに惹き込まれたくらい。 ここからキャラが好きだったという話。 個人的に綺羅ちゃんがすっっごく好感を持った。 いじめに対して虐めてる女(琥珀)に気持ちはやられっぱなしではなく反逆心盛り盛りだし絶対に上から見下ろしてやる!の気持ちと自分のキャラじゃないからと表には隠しつつ遠出して努力しまくってる姿勢がめちゃくちゃ眩しい。そして事故があった公演でそのいじめ首謀者の女が客席にいて自分に嫉妬を向けてることに気づきさらにその場で演技が磨きあげられていくシーンが痛快で最高すぎたんだけれど綺羅ちゃんが「琥珀を一瞬でも意識してしまった。特定の1人を意識して演技をしてしまった。それは舞台を観に来てくれた客に失礼だ」と反省の言葉を放ったとき電撃が走る思いだった。プロ意識すぎる。これにすぐ気づいて反省できるのなかなかできないって。 このプロ意識の高さと目標にがむしゃらに頑張ってる姿に魅了された。 推せる。琥珀みたいなちょっとちやほやされたインフルエンサーパパ活みたいなムーブしてるちゃちないじめ女なんかがまったく手が届かないとても高いところから見下ろしてほしいし、貴方が憧れのあの劇場の0番に立って客を魅了し続けて筧なんかを軽く飛び越えてほしい。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved