バーニング "違国日記(8)" 2026年4月16日

違国日記(8)
違国日記(8)
ヤマシタ・トモコ
ちょっと間隔が空いてしまったが、えみりの孤独を描く一連のシークエンスがとても良かった。頑張って勇気を出してカミングアウトして、もちろん朝だから否定はされないけどあんまりうまく伝わっている感じもしない。三振ではないけど確実に空振りしたような、その拍子抜けの感じと、際立ってしまう孤立。 朝は他人のことに興味があるようでいて、他人の感情には鈍感なところがある。興味があるのは嘘じゃない素直な意思表示だろうけど、他者の感情を読みとったり理解したり、といったスキルをまだ持っていないかな。まあけど、それは高校生に求めすぎかもしれない。槙生はその辺の塩梅がわかっているような、わかっていないような感じ。 逆に他者の感情に敏感だから踏み込むことを恐れて自分から引いていこうとする笠町くんを見ていると、朝とは真逆なキャラだなと思う。お互いがないものねだりというか、ああなりたいみたいな像を持っているようにも見える(笠町くんには素直さや踏み込みが足りなくて、朝には他者理解が足りない)。
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