
てらだ
@yoknel
2026年4月17日
文庫版 魍魎の匣
京極夏彦
読み終わった
言わずと知れた鈍器本。長かった〜!
あらゆる犯罪に「動機」は存在しない。人が犯罪に手を染めるのは魔がさしたからだ……と京極堂が語るところ、それに関連する木場修のシーンが良かった。
ニュースを見ていると、事件に対して加害者(被害者)がどういった状況にあったか文脈が付けられていることが多い。起きたことに対して理由を探るのは、誰かを理解しようとしたり似たようなことが起こらないよう対策したりするのに役立つのかもしれない。でも、事件が起きたのは加害者が特定の背景にあったから(=動機があったから)と考えるのはただの偏見だ。
たまたま要素が揃ってしまえば、魔がさせば私たちは犯罪を起こしうる。報道のなかの誰かと私には違いがないのだと思うと、救いのようであり、危うくて怖いな、と感じた。
(あとシンプルにそこまで晒さなくてよくない?と思うこともある)