Michika "女王様の電話番" 2026年4月17日

Michika
Michika
@0610shun
2026年4月17日
女王様の電話番
前半はある登場人物の失踪の謎を追う展開? と思いながら読み進めると 中盤あたりから性的マイノリティがテーマだと気が付く。 冒頭の一文からインパクトが大きく、 センシティブで衝撃的な物語なのに どんどん読んでしまう。 人は行動に何か理由がないと怖くなって、 その理由が自分が理解できるものじゃないと安心できなくて、 なんで人間ってこうなのかという気持ちにもなる。 普通とは何か 常識とは何か。 自分の理解の外側にあるものを無理に捻じ曲げて解釈しない優しさを持ちたい。 物語を読みながらいつも "主人公は結末までに何を得たか"と 考えてしまうけれど このお話は主人公が持っていたものを見つめ直し、 手放して楽になるお話なのではないかと思った。 性的マイノリティが登場する作品は最近よくお見かけするけど、 初めからそういう個性として描かれるのではなく、 そうかもしれないと逡巡する過程が描いているのが新鮮な視点だった。
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