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Michika
Michika
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@0610shun
青が好き
  • 2025年10月10日
    三千円の使いかた
    お金との向き合い方を改めて考えさせられる。 やっぱり金銭的な不安がどんな人生の段階でも付き纏っていて、 それが自分の視野を狭めていることがあると気付かされる。 「お金や節約は、人が幸せになるためのもの。 それが目的になったらいけない。」 たしかにそうだと思った! お金が無いって不安だけど、 ゴールがわからずに右往左往するより、 そもそも何にお金を使いたい? お金が無いと何に困る? などを明確にしないといけないし、 お金を得ることでどういう人生にしたいのか ちゃんとイメージしたい。 お金は大事! でも「なぜ?」をもっと探したいと思った。
  • 2025年10月8日
    カフネ
    カフネ
    やっと読めた! 登場人物全員にちゃんと奥深い物語があって 行動に意思を感じられた。 甘えることは利用することではない。 弱さを見せることは恥ずかしくない。 相手の優しさは素直に感謝する。 わかっているのに意外と難しいことだなぁと気付かされた。 ちょっと頼るだけで心ってすごく軽くなるのに。 現実は理不尽なことがたくさん溢れてるけど、 不完全な自分を認めて大切にすることについて いろいろ考えさせられた。
  • 2025年10月4日
    地方女子たちの選択
    地方女子たちの選択
    男性より女性の方が 出ていく割合が高いという 富山県にゆかりのある 14人の女性たちへのインタビューがメイン。 女性の人生は時代や環境に大きく影響を受けていて、 上の世代であればあるほど それが強いということがよく分かる。 地元にとどまってもそこから出るにしても、 いつでも離れられるとか戻れるという選択肢が 確保されていることが、 地方からの女性の流出を防ぐために重要という内容になるほどなぁと思った。 「どんな選択をしたかが娘に影響を与えるのではなくて、その選択を母親自身が納得してやったかどうかが娘に大きな影響を与える」 この文面はすごく印象深かった。 母娘だとしても 他者の自由を 自分の自由と同じように尊重することが 大切なんだと気づきを得られた。
    地方女子たちの選択
  • 2025年9月30日
    虚池空白の自由律な事件簿 (集英社文芸単行本)
    ハリイ・ケメルマンの 「九マイルは遠すぎる」みたいに 謎の一言から事件を全て推理していくというスタイルの物語! 自由律俳句と呼ばれる 五・七・五の定型にあてはまらない俳句を見つけ、 それをどんな意味をもつのか解釈しながら 事件を解決していく内容は新鮮だった。 日常に落ちている言葉が俳句に変わる瞬間が 日本語の面白さを実感できたし、 俳句みたいにごく短い一行で表現するものって 漢字と平仮名の割合とかでも 受け取る印象ががらりと変わるんだ!と ミステリとしての楽しさとは別に 目から鱗の内容。
  • 2025年9月30日
    ある愛の寓話 (文春e-book)
    ぬいぐるみや動物など、 人ならざるものへの愛の形を描いた短編集。 偏愛とも純愛ともとれる。 落ち着いた文章なのに 情熱的な愛のあり方を描いていて、 だからこそドキっとなる瞬間が多い印象だった。 対象が何であれ、 愛しんで大切にすることは 自分を大切にすることだとも思う。 大切にしたい愛情は 目に見えなくても言葉にできなくても 確かにそこにあって、 ちゃんと注いだ分自分に返ってくると 思わせてくれる一冊だった。
    ある愛の寓話 (文春e-book)
  • 2025年9月29日
    死にたい夜にかぎって
    これが自伝だなんて、 驚くほどハードモードな人生! 自分では絶対経験出来ないであろう 世界線の内容だった! 人生良いか悪いかは何が起こったかより どう受け止められるかが大事だと思わせてくれる一冊。 飛び込んでくる固有名詞や表現が面白おかしくて、 山あり谷ありの人生の方が絶対に大変だろうけど、 山にも谷にも行けて楽しそうだなぁとも思えた!
    死にたい夜にかぎって
  • 2025年9月27日
    YABUNONAKAーヤブノナカー (文春e-book)
    ハラスメントにまつわる告発という事案を あらゆる立場の人たちから描くことで どんどん立体的になっていく構成は 文字を追うだけで圧倒的な迫力だった。 一つの事実や真実というものは人の数だけ存在して、 絶対的なものではない。 この世は分かり合えないもの同士でできていて、 その事実に真正面から対峙すると、 とても生きられないかもしれない。 自分の正義感を持って生きていくしかないのかな。 作中にもあったけど、 この世には正しい真理や間違っている真理、 色々な真理があって、 その中でどれだけ多くの真理に触れ、 把握できるかが重要なのだというメッセージをもらった! エネルギーを消費する読書体験! 読了したことに達成感を覚える!
  • 2025年9月25日
  • 2025年9月23日
    小説
    小説
    人間は内側(心)を満たそうとする。 嘘で構築されたものでも人は満たされる。 フィクションである小説を読んで 人は感動して、 何かを体験したと思い込み、 キャラクターと自分を重ねたり、 いないはずの誰かが大切な人になる。 人の内側を満たすために、 外へ出した嘘、 それが小説である。 野崎まどさん、やはりすごい!
    小説
  • 2025年9月21日
    白いしるし
    白いしるし
    理性を失うくらい 人に影響を与える恋愛の感情ってすごい。 心にこんなに深く刻まれる出来事を 私はどれほど経験できたかなぁと振り返ってしまった。 絵を描く主人公だったから、 感情の醜い部分まで芸術として 昇華しているような感覚もあった。 冷静に自分の輪郭を保ちながらも 情熱に従っていく様子が 色で表現されている気もした。
  • 2025年9月19日
    これから泳ぎにいきませんか 穂村弘の書評集 (河出文庫)
    何かを書くのも読むのも それぞれの人生観とか境遇とかで 感情を揺さぶるポイントは違うと思う。 穂村弘さんの本を読むと 言葉から浮かぶ風景がより鮮明になる。 きっと言葉や物語は 想像よりもずっと遠くに 誰でも連れていってくれる。 私はどこまで泳げるんだろう。 それがタイトルに込められてると思った。
  • 2025年9月17日
    珈琲怪談
    珈琲怪談
    日常の中に不可思議なことが紛れ込んでいても 気がついていないだけなのか…?と 思わせてくれる。 作中にもあったけど 怪談の効果は見るもの全てに意味を見つけてしまうこと。 例えば私は文庫本のカバーもちゃんと保管しているのに なぜか恩田陸さんの「六番目の小夜子」のカバーだけが どこを探しても見つからないこととか…。 怖い話に感じられてしまう! 「現実のほうがよほど怖いし、 わけが分からない。 だから余計に、 説明のつかないものに惹かれるのかもしれない。」
  • 2025年9月16日
    だれかのいとしいひと (文春文庫)
    私たちは思い出とか 覚えてもいない記憶の断片で形成されていて、 普段はそんなことちっとも意識しないのに 何かのはずみで気づくのかも。 修復不可能な関係や取り戻せない過去。 楽しい恋愛の後のお別れ経験したことのある人なら ぐっと心に入ってきそう。 いっときの時間を共有して別れる様子を 「バスに乗り合わせてその間は同じ景色を見て、 それぞれの目的地で降りていく」 と表現されているのがとても刺さった。
    だれかのいとしいひと (文春文庫)
  • 2025年9月13日
    あなたの四月を知らないから
    登場人物たちが"自分には何もない"と 満たされない生活を送っている印象。 でも大人の孤独と諦めを 肯定してくれるかのような 優しさが感じられてとても良かった! 多くを手にしているはずなのに、 満足ではないと感じることがあるかもしれない。 満たされなさがあるからこそ 何かをつかもうとする原動力になるのかもと 清々しさを感じる物語だった。 タイトルの意味がわかるとよりキュン♡
  • 2025年9月10日
    給水塔から見た虹は (集英社文芸単行本)
    外国人問題、格差社会がテーマだった。 小説を読むと様々な感情と出会えるけれど、 この本では私が日頃知ろうとしていなかったことに対して、 思いを馳せることができた。 少しの寛容さと優しさ、 知ることの大切さ、 違いを認め合うことの難しさ。 登場人物たちと同じように 現実の自分の問題になって、 初めて本当に理解できるのだと思った。
    給水塔から見た虹は (集英社文芸単行本)
  • 2025年9月9日
    ロイヤルホストで夜まで語りたい
    ロイヤルホストで夜まで語りたい
    ロイヤルホストに馴染みがないけれど、 作家の方々の筆力の影響か、 懐の深さやみんなの憧れがつまっているのが 伝わってきた! テンション高めの朝井リョウさんのエピソードが 1番好きだった☕️
  • 2025年9月9日
    パズルと天気
    パズルと天気
    「他人のことはパズルだと思うより、天気だと思った方がいい」 伊坂幸太郎さんの言葉に やっぱり救われる。 日常に潜む謎を見つけたり、 どうしようもない登場人物が 世の中を憂いて 活躍していく雰囲気が安定の面白さだった。
  • 2025年9月5日
    さみしくてごめん
    「幅広さではなく、奥行きを探求したい。 未知に出会うためには、既知を突き詰める必要がある。既知の先にこそ未知がある。」 不安やストレスに立ち向かう方法を 教えてくれる本もたくさんあるけれど、 みんなで奥底まで潜って考えようって言ってくれている感覚で、 自分の思考や感情を否定せず向き合える感じがする永井玲衣さんの本とても好き! 「わたしはいつまでも驚いていたい」と、 世界の奥行きを確かめる作業の中で、 まだこんなにも知らないことがあるんだという驚きと、 知らないことが多すぎるという絶望は両立する。
  • 2025年9月2日
    BUTTER
    BUTTER
    求められるものより、 自分が欲しいもの。 他人に認められるかどうかより、 自分で自分を認めてあげられるかどうか。 人はいかに自分の本質を見ずに 世間の価値感に自分を落とし込んで 苦しんでいるのかを考えさせられた。 どんなに美しくなっても、 仕事で地位を手に入れても、 結婚をし子供を産み育てても、 合格点を与えてくれない社会で、 癒えない傷を隠しながら、 色んな方面からの高すぎる期待に応えようとしながら、 みな必死に生きている。 これから先どのようにして 自分を解放して生きていこうかと 思いを巡らせる物語だった。
    BUTTER
  • 2025年8月29日
    ⾳を⽴ててゆで卵を割れなかった
    自分と社会の距離を 食べ物への遠さで示した内容。 タイトルや淡々とした文章から 切迫感とか小さな哀しさとか静かな怒りが伝わってきて、 自分の記憶の扉も次々開いた。 リリーフランキーさんが 繊細な人の方が信用できると言ってたけど、 なせがそれを思い出す内容だなぁ。
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