

Michika
@0610shun
青が好き
- 2026年1月30日
富士山平野啓一郎借りてきた読んでるずっと読んでみたかった平野啓一郎さんの本。 まずは短編からと思って読んでみたら 読み応えがあって面白くて 長編もぜひ読みたいと興奮してしまった! 一つ一つの些細な行動や言動で 他者の生き方とか人生観を動かしてしまう そんな物語が多かった。 世の中全てうまく歯車が嚙み合うなんてことはない。 生き方全てに失敗を選ばず正解を出し続けるルートを歩むのは不可能で、 後々になってあの選択で良かったのかなぁと 自分を納得させるため妥協点を見つけて 辻褄合わせをしていくしかないのかな。 でも相手に影響を与えるであろう 自分の言動をどんどん分解していくと とてもちっぽけなものであるような気もする。 自己責任論に傾倒しすぎることの危険性も感じてしまったりした。 感想がうまくまとまらない!でも面白い! - 2026年1月30日
三月の招待状角田光代読み終わった歳を重ねたら自動的に大人になるというのではないんだなと思った。 今と過去を比べたり、 自分があの人よりは優位に立ってると考えようとしたり、 嫌な経験が少し美化された思い出になってたり。 登場人物がみんな自分勝手で不完全で、 自分でも気がついていなかった深層心理を教えてくれいるようだった。 変われない自分や、 しがみついていた過去から 変化を求めて行動する内容が印象的だったけれど、 結局違う自分になろうとあがいても、 本質的には変われないと 言われているような気もした。 自分と向き合っている気がしているだけで、 実は折り合いをつけたりしながら生きるのが 大人になるということなのだろうかと考えさせられた。 - 2026年1月24日
さよならジャバウォック伊坂幸太郎借りてきた読み終わったスノードームをひっくり返したように どれが正か逆かわからない 幻想と現実の狭間を行き来するような読み心地。 混乱の中にいる主人公と同じように、 読んでる自分も混乱の中にい続ける。 少しずつ違和感に説明がつき始め、 最後に1番の謎が解けるから 少し疑問は残ったけどやっぱり楽しく読めた! 人間は温厚な種であり残忍な種である、 自分のエリアを平和に保ちながら よその土地に攻め入っていくという 人の根本を物語を通して見せてもらった感覚。 世の中の悲しい事すべて ジャバウォックの仕業ならいいのに! それぞれの登場人物が 人生の優しさと複雑さは共存するものだと 教えてくれているようだった。 - 2026年1月22日
下町サイキック吉本ばなな買った読んでるよしもとばななさんの描く 生と死に触れる内容とか スピリチュアルな部分に対して、 以前は表面的だった共感が、 年齢を重ねるごとに 実感を伴うものになっていることに気づかされる。 絶望からの立ち直り方、 悪意との距離のとり方、 なす術のない時の心の置き方、 日常の意味、 自分が経験を重ねて見出してきた生き方の 答え合わせをしてる気持ちになった。 - 2026年1月20日
- 2026年1月18日
ウロボロスの環小池真理子借りてきた読み終わった夫が再婚した妻と 自分の従業員兼運転手との浮気を疑う… よくある話に過ぎないと思っていたけれど、 取り巻く出来事に至る細やかな描写に圧倒され、 登場人物たちの心理劇を堪能できた。 物語の3分の2くらいまでは 静かに見守るように読む時間が続くけど、 3分の1くらいで大きく展開が動き 意外な事実が明らかになるから、 それまでの静謐さが大きな意味を持つものとして 印象づけられる一冊だった。 誤解と自己犠牲が この物語を重く彩っていると思う。 人はどうして 目の前にいる実在よりも、 不安感など目に見えないものを勝手に想像して疑って、 お互いの気持ちを壊してしまうのだろう。 そして、 人生は恐ろしいほどの偶然の積み重ねの上に成り立っているという無情さも知った。 - 2026年1月12日
借りてきた読んでる「spring」で主人公のHALにしばらく心を奪われたので、 スピンオフも絶対読もうと思ってた! 読者それぞれが文章から想像する美しさに限界を定めていない気がするから、 バレエを鑑賞したことがなくても 小説という形で楽しめる作品だと思う! 単に音楽に合わせて踊るのではなくて、 音楽を引き連れる、 音楽そのものになるみたいな ダンサーを見た時の高揚感がやっぱりすごい。 バレエに限らず美しさを追求する表現芸術には 男女両方の性的な特徴を兼ね備えた存在が必要なのかなぁと感じてしまう。 BL的な湿度を求めて読むというより、 そういう視点で読むから 性的指向に限らず中性的なHALに これほどまでに陶酔しちゃうのかも。 - 2026年1月11日
- 2026年1月5日
神に愛されていた木爾チレン読み終わった前半と後半で語り手が変わるから、 同じ出来事が全く違う色合いで浮かび上がる! 才能のある人ほど、 自分とは違う突出した才能の持ち主に惹かれ、 嫉妬や不安を抱いて自分を見失うのかも。 登場人物2人の違ったベクトルの狂気がビンビン伝わってきた。 道を踏み外して人生が狂ったとしても、 それは神様から与えられた才能であり、 個性であり、魅力でもある。 苦悩した結果ある一点道が開けた時に悟ることができたら、 まさしく神様から愛されたと言えるのかなぁと いろいろ考えさせられて、余韻がすごい! - 2026年1月3日
小説、この小さきもの鴻巣友季子読んでる“「自分の知っているものしか知りたくない」 「共感できるものにしか接したくない」という 排他的な知の袋小路に陥れば、 人は世界に働きかける力を失っていく" 小説の登場人物に共感できないからといって 作品として評価しないという感覚に 疑問を投げかけていた部分が印象に残った。 表面的な部分だけでなく、 隠れた本質や背景にある因果関係を 理解しようとする読書ってハードルが上がる気もする…。 でも小説で育んだ想像力が備わっていれば 自立した個人として他者のことを慮る力も得ることができるのかも。 - 2025年12月30日
アフター・ユー一穂ミチ借りてきた読み終わった「人生は手が届かなくなってからしか答え合わせができない。」 この一文に本作の切なさが詰まっている気がする。 失踪した彼女が自分の知らない男性と旅先で亡くなってしまうという設定に 読むのをためらっていたけれど、 登場人物それぞれの複雑な感情が重なったり離れたりして 謎がゆっくり解けていくにつれ悲しみが押し寄せてきて、 読むのをやめられなくなってしまった。 人のために生きられる人と、 自分のためにしか生きられない人だったら、 なるべく前者でありたいと感じてしまうお話だった。 一穂ミチさんの心情描写が素晴らしすぎて 一文一文丁寧に味わいたくなるし、 また読み返したい箇所がたくさんある! - 2025年12月30日
緑十字のエース石田夏穂借りてきた読み終わった主人公が工事現場で安全管理を任される中で、 職人たちとの攻防のスリリングさが独特の緊張感を持って読めてしまう。 "ここじゃない"と思いながらの仮面生活の中で、 不意に見出す自分の営みへの意義。 誰にでもできる仕事なのか? では自分にしかできない仕事とは? ルールを厳守するということは 柔軟な対応ができないってことになるのか?と その差について考えてしまったり、 コストが最優先で 作業者の安全とか労働環境のプライオリティが低いのは 現場のリアルな問題なのかと切なくなってみたり、 どの登場人物に心を寄せるかで いろんな見方ができる内容だと思う。 - 2025年12月27日
続 遠慮深いうたた寝小川洋子借りてきた読んでる小川洋子さんの言葉で組み立てられた日常の風景は 自分の周りにもあるありふれた世界のはずなのに まったく予想もしなかった場所に連れて行かれる感覚がある。 「もし自分に想像する力がなかったら、と考えるだけで恐ろしい。 本の世界を旅する自由なしに、どうやって孤独に耐えることができただろう。 社会の矛盾や、人間の醜さや、やがて訪れる死への畏れを、私は文学の助けを借りてどうにか受け入れようとしている。」 物語から想像できる世界の広さや、 本を通して他者と結ばれることの愛しさも感じられた。 誰かとのささやかな交流に心を留められる姿も印象に残った。 - 2025年12月23日
黒い蜻蛉ジーン・パスリー,小宮由借りてきた読んでる朝ドラの影響で手にした。 アイルランドから日本に帰化した 小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)さん。 怪談話のイメージが強いが、 祖先を祀って敬う文化など 様々な日本の伝統的なものに感銘を受けて描かれたものだと知れた。 西洋化を進めようとした時代の中で 古き日本の文化を見つめる視点に触れ、 自分の日本に対する視野が広がったというよりは もっと足元の美しさに目を向けたいと感じた。 内容や翻訳の素晴らしさだけでなく、 著者が日本で暮らした経験があるという背景からか 日本の小説を読んでいるようで読みやすかった! - 2025年12月19日
沖で待つ絲山秋子かつて読んだ再読中「俺は沖で待つ。 小さな船でお前がやって来るのを。 俺は大船だ。なにも怖くないぞ。」 亡くなった相手から このようなメッセージを残されたら、 自分ならどう受け止めるだろう。 この世に残された自分に対して "頑張れ"とも"幸せになれ"とも言わず、 ただ待ってるよと言われたら。 自分と全く同じ人生を 全く同じ感覚で生きる人はいないと思う。 そんな当たり前のことを改めて考えてしまう物語だった。 異性とでしか分かち合えない気持ちも確かにある。 愛情関係と信頼関係は別物だとも思った。 - 2025年12月17日
雪のしおり 冬のアンソロジーさくらももこ他買った読み始めた穂村弘さんの真っ赤なダウンジャケットの思い出、 岸本佐知子さんの書けない時の原稿用紙を雪原に例えた世界観、 佐野洋子さんの凍てつくロシアの文学との出会い、 最果タヒさんの五感を刺激する冬のアイスクリームの魅力。 アンソロジーはあまり手にとらないけれど、 ふらりと寄った書店で目について開いたら 敬愛する作家さんばかりで、 買わずにはいられなかった。 好きな方の好きな所がぎゅっと濃縮されている。 雪国で育ったから 雪のある冬の情景に心が動かされるのかも。 自分の冬の思い出と重ねてしまう。 読み終わりたくなくて少しずつ大切に読んでる。 - 2025年12月15日
彼女たちは楽園で遊ぶ町田そのこ借りてきた読み終わった「繋がれてきたものには、きっと意味がある」 人の残酷さや痛々しさや 得体の知れない「何か」への怖さがあったけど、 出てくる少女たちの力強さに勇気をもらって読めた。 古くからの歴史とカルト宗教の裏側が 少しずつ明らかになっていくのは面白かった。 親は子を自分の一部と捉えるのではなく、 子もまた自分と切り離された他者であり、 親とは異なる思考や価値観を持ち、 それぞれの欲望があると気づくべきだと 親子関係についてもなぜか考えてしまった。 - 2025年12月13日
- 2025年12月7日
イン・ザ・メガチャーチ朝井リョウ読んでる推し活の裏側にある 人間の感情や現代の世相、 今を生きる上で私たちから切り離せない 資本の仕組みと向き合って、 その中でどう生きるかを考えさせてくれた。 ある意味で人は宗教や物語の中で生きていて、 それが自分の指針や支えでもある。 正解のない世の中を正しく生きようとすると 矛盾と息苦しさを感じる。 だから盲目的になれる何かで誤魔化しながら生きるのが現代の幸せなのかな。 でも自分の物語を過信しない客観性も必要? 自分の心に正直に生きているつもりでも 世間の目に見えない策略の中にいて 仕掛けられ操られているのだろうかと怖くなってしまった。 いろいろな人や物事の内側を余すことなく言語化されて、 すべてを暴かれたような気持ちになった。 この本を読んだ上で 自分が何を選択していくかは なんだかとてもハードルが上がる気がする。
- 2025年12月5日
どこから行っても遠い町川上弘美読んでる「時間は、たつ。あたしは成長する。 あたしの目には、それまでうつらなかったものが、うつるようになる。 そしてまた反対に、うつっていたものが、うつらなくなる。 ひとの営みには、語り尽くせない余白の部分がある。 あの人にも、たぶん私にも。 きゅっと刺さるのに、すぐサラサラと忘れたりする。 それがなんだかいとおしい。 またいつか、この町を訪れるだろう。」 川上弘美さんの本は 何かを掴めそうで掴めない。 でも掴みきれないものが何なのか知りたくて いつも噛み締めるように読む。
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