

Michika
@0610shun
青が好き
- 2026年7月5日
買った読んでる新しいものを取り入れたい欲にかられてしまい、 積読書ばかりが増えるので、 タイトルに惹かれて読んだ。 本の結論を重視してしまうけど、 本を読んで自分なりに考えたことも大切。 だからこそ再読で 読んだ当時には見えなかった思考パターンが生まれて 別の思考プロセスが得られると理解した🤔 その時に飲み込めない場合は いさぎよく読み捨てることも肯定していて、 時を経て変わる感じ方もあると教えてもらった。 本は自分の人生より長く生きる固定的なもの。 流動的な情報が溢れる生活の中で その波を意図的に制限して じっくり考えを深める「再読」という在り方。 結末を急ぐように読む読書も楽しいけれど、 自分を元の場所に引き戻してくれるような読書もあると知れて嬉しい。 - 2026年7月3日
チョコレートコスモス恩田陸読んでる演劇の世界というのはとても不思議。 現実の中で皆が本気で虚構を作る。 観客もその演じられている世界を 現実として受け止める存在で、 その場にいる全員がある意味共犯的な関係で 世界観を創り出すという構造は とても刺激的だと思う! その緊迫感や気迫が勢いよく伝わってきた。 幼少からキャリアを積んできた演技への渇望と激情に溢れた響子。 観察力・記憶力に優れ、瞬時に他人になりきることができる飛鳥。 悔しさや敗北感を越えてくる演技への情熱。 場の空気を変えてしまう閃きとセンス。 2人の天才のぶつかり合いは読み応えがあった。 人と比べないことは楽だけど、 やっぱり本気になるためには 誰かや何かと競うことが必要なのかも。 高みに登るための自分の弱さとの対峙が 別世界への入り口に必要なものだと感じた。 ここまで人をのめり込ませるものがあるのか。 そしてそこまでのめり込んでいる人の内面を 描けるものなのか。 二重の衝撃を受ける恩田陸さんの傑作だと思う。 - 2026年6月30日
瞬きすら許さないジョー・キャラハン,吉野弘人借りてきた読み終わったAI捜査官と人間の警視正のミステリー。 人間が人間たらしめる感情とか欲こそが 物事を複雑で面倒なものにして、 その結果犯罪を引き起こしていると思う。 それをAIとともに解決するというのは果たして… と思いながら読んだ。 AIの可能性と人間の限界、 その線引きがとても難しいと思う。 AIが万能でありすぎればつまらないし、 人間が本能的でありすぎても混乱する。 このミステリは 客観的な視点から合理的に判断を下すAIに対して、 直感的で経験則的な判断を下す人間の線引きがしっかりしていて、 補い合う関係が絶妙だった。 最終的にはお互いを超越した 信念を貫く意志の強さに重きが置かれていてよかった。 海外ミステリは終わり方がとてもおしゃれ😮💨 - 2026年6月28日
借りてきた読んでる「『読者の感想を真に受けすぎるな!でもばかにもしないで!』 読者の"つまらない"の感情の奥を見ようとすること、 それが自分を成長させてくれる。」 「語彙が豊富ということは 言葉をたくさん知っていることが大切なのではなく、 自分の身体にちゃんと根付いているかが大切。 辞書にのっている言葉を並べるのではなく、 読者にどう届くかを考える。」 自分と違う立場の人がどんな世界を見ているか 確証はなくても想像して仮説を立てること。 自分の言葉が相手にどう届くか、 自分の意識を他者の側にも広げること。 500ページのうち50ページほどしか読んでいないのに すでに情報量が多すぎて感動…! 小説を書くということだけでなく、 社会を生きるために必要な考えが学べるとても良い本! - 2026年6月26日
ノーメイク鑑定士石田夏穂借りてきた読み終わった「職場の人の顔を正視できるのはせいぜい3秒。 にもかかわらず「化粧はマナー」って、 まるでアスリートだ。 夢の大舞台での数秒のために、 その何千倍もの労力を費やすアスリートのようだ。」 淡々としたシニカルな文体なのに 楽しく読める上に ずれた所にある核心を突かれるというか、 自分が感じている当たり前って本当にそうだろうか?と考えさせられる。 働き方改革というのは休ませることを目的としたものではなくて、 「多様な働き方」を尊重するものならば、 モーレツに働きまくってもよいのでは?という発想も 新しい価値観の提示にも皮肉にもとらえられて 面白く読んだ! - 2026年6月24日
君の不在の夜を歩く窪美澄読み終わった死を選ぼうとする者と、 近しい人の死から立ち上がれない人。 "不在である"ということが まるで生きた証のように それぞれの登場人物の受けた影響が 浮き彫りになるのがすごかった。 人の悩みは想像以上であることもあるし、 その逆もある。 人間の上部だけではなくて 本能とか心の奥底が描かれている気がした。 その葛藤とか弱さというものを 感情描写だけではなく 人の行動に昇華させているからか、 明るい内容ではないけれど 心に浸透するような読み心地だった。 「死にたい気持ちと闘わなくていい。 死にたい気持ちを抱えて生きていくのは、ちっともおかしなことじゃない。」 この文面に救われる人は多いのではないかと思った。 残された人もまた、 悲しみを乗り越えるのではなく、 抱えながら生きていく術を身につけていくような物語だった。 - 2026年6月21日
買った読んでる私=privateでどのようなことを思っていたとしても、 公=publicな場ではバラバラなそれぞれの "善い"とするものを持ち寄って、 合意できる言葉を探っていこうという内容に感銘を受けた。 物事の核となる真理に迫っていくことよりも 理解のヒダを横に広げていくイメージ。 自分と考えがまったく違う、 お互いにわかりあえるのだろうかという状況で 想像力を広げて言葉を尽くすこと。 言葉は人と人が影響を与え合う大事なツールだからこそ、 これでよし!これで正解!ということはなくて、 見直しながら対話していく必要があると解釈した。 哲学はやっぱり理解しきれていない部分もあると思うので、 読み返したらまた新たな発見がありそうな本! - 2026年6月20日
ジェノサイド高野和明読み終わった買った新人類の誕生、 そして殺戮を繰り返す現人類の愚かさ。 長い人類の歴史を紐解きながら、 自分達を見下ろす新たな存在にどう対峙していくのか。 現世人類の本質が見事に描かれていて、 古くからの生存競争に生き残った自分達への問題定義となっていると思う。 いつまでも殺し合いを止めることのない人間の愚かな負の側面を感じる描写が多い。 だからこそ 科学などの知力を尽くして人類を救おうとする人間の可能性を示してくれる正の側面が より希望の光に感じた。 「恐ろしいのは知力ではなく、ましてや武力でもない。 この世でもっとも恐ろしいのは、それを使う人格なんです。」 生きるための闘いが、 戦争という手段を選ばなくなってほしいと 心から思える圧倒的名著に出会えた! 自分は無意識のうちに 世界情勢に対して傍観者になってしまっているからこそ、 この物語に惹き付けたのだろうと自覚できた。
- 2026年6月17日
滅びの前のシャングリラ凪良ゆう読み終わった買った明日があると思うから、 この世界は成り立っているんだなと 思わせられる内容だった。 過去を振り返ることでしか 気がつけないことはたくさんあって、 明日が来ると信じられれば それを改善して成長につなげられるかもしれないけれど、 明日が来なければ後悔になってしまう。 もし数日後に世界が滅びるとしたら、 不確実だった人生の終わりが突然迫ってきたら。 「本当に大切なものは目に見えない」と 名著でも言われているけど、 明日が来ないと知った途端、 自分にとって大事にしたいことが 輪郭を露わにする。 その大事なものはきっと新たに生まれてきたものじゃなくて、 周りの状況が変わることで足元にあることに気付く物語だと思った。 - 2026年6月13日
爆弾呉勝浩読み終わった爆弾魔と警察の舌戦、 警察官一人一人の正義とか仕事に対する心情描写。 映画鑑賞の後に読むとそのどれもが より鮮明に心に迫った。 「自分勝手こそ、人間の真実」と スズキタゴサクは言った。 孤独、偏見、差別、無関心、 人間の心に必ずあるもの。 協調と調和のバランスが大事だからと、 集団や社会の中では出さないもの。 タゴサクみたいに0か100かではなく、 絶妙なバランスを保ちつつ存在しているもの。 それが「もういいや」と弾けた時、 自分はどうなるのか? その爆発を押し留めているものは何か? 他者を見下す世間が生み出した スズキタゴサクという怪物によって 意識の中に潜む光と影が 両極面から対峙するように責められ、 個と集団が結び付いている深い所を抉られた。 「最後の爆弾」は物理的なものではなく 事件を通じて自分たちの心の中に植え付けられた 悪意という名の時限爆弾なのではないか。 - 2026年6月10日
神の光北山猛邦借りてきた読み終わった一夜にして建物が忽然と姿を消す。 それが共通点となるミステリーの短編集。 時代や国のバリエーションがあって楽しく読めた。 トリックは物理的な説明を経て解決するけれど、 どれも情感的な余韻が残った。 戦争など歴史上の出来事は その記録が残されていないものも多く 体験者の見聞を通して知るしかないこともあると 別の本で読んだことがあって… 記録には残らなくとも後世に語り継ぎたい 隠された事実というものが きっといつの時代にも存在していたのだと思う。 個人的には 幻想的で巧妙なトリックよりも、 人々の思惑を抱えたまま 闇に葬られそうになった その建物が存在していた意味と、 消されてしまった理由について 思いを馳せる内容だった。 - 2026年6月8日
ワンルームから宇宙をのぞく久保勇貴読み終わった宇宙工学を研究している方と知り、 理系の才能がありながら文才もあると こんなに素敵なエッセイが書けるのかと感動! 自分のワンルームの自室から 宇宙空間までの間には はっきりとした境界線があるわけではなくて、 自分も宇宙の一部であるという書き出しで、 人の能力は有限であり 無限の可能性の中から切り捨てていく必要がある。 自分の力を受け入れて折り合いをつける。 諦めと希望は両立するんだという内容に感動。 太陽光圧は1円玉の2000分の1の重さがあって、 ほんの少しだけ太陽から背中を押される計算になるというエピソードにも勇気づけられる。 数学が打ち立てた法則や定理が 日常生活と連続した繋がりを持っていると感じられるなんて。 著者の解像度の高さで世界を見てみたい。 - 2026年6月5日
黄色い家川上未映子読み終わった買った努力や労力がお金に変わる時の達成感、 それが手元にある安心感、 入ってくるお金の流れが滞った時の焦りとか、 大事なものを守ることが目的だったはずなのに だんだんその目的がお金を持っておくこと自体にすり替わってしまう感覚、 お金の魔力を感じる内容だった。 主人公たちの生き方は 決して正しい生き方ではないのに、 間違っていると否定もできない。 生きていくための罪は罪なのか。 ずっと救いを求めて考えながら読み終えた。 - 2026年6月5日
ろうそくを吹き消す瞬間松井玲奈借りてきた読み終わった憧れの松井玲奈さんのエッセイ。 誰かと比べることで いろいろな心配を増やすより、 小さくとも目の前にある自分の自信になるものを 大切にしていこうというメッセージを強く感じた。 一輪のバラをいただいて 一本をこれっぽっちだと感じずに、 特別な一本だと思える人でありたいと感じたエピソードも胸を打った。 自信がないことは伸び代があるということ、 不安になるのはこれからの経験へのイントロであること、 舞台での活躍を経て自分の中の感情と向き合って 挑戦を楽しめるようになっていく過程に とても勇気づけられた。 ハリーポッターの舞台、観劇してみたいなぁ🪄 - 2026年6月3日
ノスタルジア島本理生読み終わった“愛”を定義する場面があって、 「一瞬の点滅のような、常に失われていく、ノスタルジアみたいなもの」と表現されていたのが心に残った。 愛は他者とつながる渇望と持続を求める関係であると感じていたけど、 愛とは「関係」そのものではなくて、 一瞬一瞬の「感覚」であって、 自分の内側で消費される感情なのかな。 このような感情は文学でしか表現できないものだとしばらく余韻が残った。 理性を持って読むと受け入れ難いけど、 感性を持って読むと深く味わえる。 物語全体を通して儚げで ぼんやりしていたら消えてしまいそうな場面の連続だった。 繊細な感情の揺れを見逃したくなくて、 一文一文丁寧に読んだ。 - 2026年5月31日
法廷遊戯五十嵐律人読み終わった買った弁護士、被告、被害者、それぞれの視点で、 犯罪にいたる背景や真実が浮かび上がって、 法律用語満載ながらも最後まで流れを追いやすくて面白く読めた。 主要人物の価値観や行動をどう受け止めるかで この物語の印象は大きく変わる気がする。 ミステリーとしての面白さはもちろんだけど、 筆者が法学部で学んだ方だから、 人間が人間を裁くことについて、 無罪と冤罪の違いについて、 貧困と家庭環境による進路の制限、 被害者と加害者の心理など、 普段触れることのない世界を垣間見れた! 人を救うのは必ずしも正しさとは限らないのだろうか。 どんなに法律を学んでも正解がないのだろうかという問いかけも残された気がする。 - 2026年5月28日
白と黒のソナタ宇佐美まこと借りてきた読み終わった3つの時代が切り替わりながらストーリーが進むけど、 どの時代にもピアノを愛する人がいて、 その人たちの思いをのせて 音を奏でる楽器の存在の大きさを感じた。 家柄というしがらみのせいで 悲惨な末路を辿った持ち主の元を巡ったピアノ。 その持ち主たちに襲いかかる凄惨な出来事には 重々しい気持ちにもなったけど、 非情な運命の流れの中でも、 凛とした心を持つ人物たちの生き様を ピアノの旋律が奏でる描写は胸を打った。 鍵盤の白と黒、 人々の光と闇、 時代を超えて時に影を落としながら 光を運び続けるストーリーで、 絶望の底で立ち上がる希望とか 届かなかった願いも受け止めながら、 次の時代へと引き継がれていく終幕に救われた。 読み終えるとこの表紙が心に沁みる🥲 - 2026年5月24日
生活フォーエバー寺井奈緒美読んでる重厚感のある小説の合間に少しずつ読んでる。 ただただ面白く読めるだけじゃなくて 自宅、職場、スーパー、近所の公園 生活圏内での観察力と想像力に驚かされる。 だらしなさが続いていくのが日々の生活であり、 いかに前向きに楽しく過ごせるかを 改めて思い出させてくれる大好きな1冊! 間に挟まれる短歌も ふふふと笑えるものから 考えさせられるものまで その時の状況とか気分によって 刺さる歌が異なるのが面白い。 フォーエバーというのが 私も大好きな映画「ブラックパンサー」の ワカンダ・フォーエバーから着想を得ているのも好き! - 2026年5月23日
対決月村了衛読み終わった買った私大医学部入試での女子一律減点差別事件。 不正を追う新聞記者と 不正をした大学病院を守る女性理事長。 それぞれの立場から知力を尽くして戦う対決は緊張感があった! 立場は違うけれど 2人とも女性であるが故の理不尽な経験を幾度もしていて、 差別のない社会を 理想ではなく現実にしていこうと突き進む方向性は同じという部分が印象的! タイトルになっている「対決」は 新聞記者と医大理事の女性同士のものだと思っていましたが、 それだけではなく、 背景にある大きな権力や理不尽な社会との 対決という 奥深い意味も込められていると感じた。 不正入試問題を機に 女性と男性の医師、どちらが真に現場に求められるのかという重い問いに迫り、 医療現場の歪みを描いているだけでなく、 あらゆる職場で起こり得る 「働き方の選択」への問題提起にもなっている気がする。
- 2026年5月18日
ぬすびと寺地はるな読み終わったファンタジーのようだけど、 実際にいそうな妙なリアルさがある いびつな2つの家族の物語だった。 お互い自分にないものを相手に見出している関係性がとても良かった。 人は言葉で思考する。 使える言葉が少ないと、 なにか感情を揺らす出来事があったときに、 その感情をうまく説明できず、 短絡的な行動に走ってしまう。 本を読むことで言葉を知れば、 心の器を大きくするのではなく 増やしていくことができる。 そうすると感情が溢れてしまわず、 自分の感情を表現する言葉も増やすことができる。 この文面に出会えただけで読んだ価値があった!
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