"獣の奏者 外伝 刹那" 2026年4月17日

ぬ
@tanu-nu
2026年4月17日
獣の奏者 外伝 刹那
【刹那】 イアル視点のエリンとのなれそめ話だ〜!!と大喜びしながら読んだんですが、イアルが想像の50倍くらい重苦しい男だったので、手を打ち鳴らしながら喜びの舞を踊った。本編のときから「一人だけロマンスファンタジーみたいなキャラがおるな」と思ってたんだけど、もうはちゃめちゃにロマファン適性が高いよイアル。強くて静かで重苦しい激情を秘めているの、とてもいい。しかもその激情が幼いのが切なくて、エリンの妊娠中のポンコツぶりも、「そういえばイアルが売られたの8歳なだもんな、8歳からあんな特殊すぎる集団にいたら普通のことなんか何もわかんないよな」としんみりしちゃった。 あと読んでて思ったのは、イアルもまた真王という存在(というか制度かな)が作り出した歪みの被害者だったんだな、ということ。真王が清らかな神で在りつづけるための道具のひとつが堅き楯で、堅き楯もまためちゃくちゃ歪んだ組織であって、あれをヨシ!👉としていた真王側はどうかしてると思うよ。何もよくないが????? ともあれ、イアルはたぶんエリンでないとだめだっただろうし、エリンもそうだったのだと思う。エリン亡き後の22年のうちに、イアルが妹と和解できていたらいいなと思った。 【秘め事】 エサル師のお若い頃のお話。エサル師、あんなにも情熱的で臆病な女だったとは思わなかったな。エリンとエサル師、すごくよく似通っていたけど、恋愛に関しては真逆という印象。エリンは添い遂げることを選び、エサル師はそうしないことを選んだというか。エリンは突っ走ったけどエサル師は突っ走れなかったというか。それは天涯孤独のエリンと、貴族というしがらみを持つエサル師の違いなのかもしれないけど。いやでもユアンに対してはおまえ〜〜〜〜💢💢💢!!!!の気持ちです。エサル師があれでいいと言っても私は許さんよ!!両方とも貴族だったから仕方がないのかもしれないけど、ユアンが浮気男である事実は消えないのです! ところでこの外伝、イアルとエサルという、エリンにとってとても重大な存在の視点で語られるのが恋の話というのが大変興味深かった。確かに恋愛という要素、本編に入れるとなると難しいので、外伝でよかったかも。
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