鮨田わさび "ハンチング帽のエビ (歌集)" 2026年4月18日

ハンチング帽のエビ (歌集)
岩倉さんがXで上げられている短歌がどれも魅力的なので、「たくさん読みたい!」となり、購入しました。 ※以下特に好きだった歌の引用です 教室にわたしがいるよりいいだろうプリンがひとつ余ったほうが (「砂」より) かっぱ寿司これが終わればかっぱ寿司 卒業証書見ずに受け取る (同上) 何気なくやさしい言葉をくれるからわたしが死なな〜いの自販機だ(「死なな〜い」の自販機より) 「毎日がとてもいい日ね!」百均の英語ポーチの弱い洗脳(「他人の不幸」より) 電器屋のパソコンに死ねと入力し触り心地を確かめている(同上) 岩倉さんの短歌の魅力は感情を詠むときに、「かなしい」「つらい」などに頼り切ってしまうのではなく、日常生活の自分の視点を繊細に、そして、ありのままに描写する事で、読者のわたしたちが追体験できるような形にすることで、巧みに伝えていることではないだろうか、と思います。 そうそう、わたしはこういう歌を詠みたいんだよ......と、歌人としての心も揺り動かされる歌集でした。かなり読んでほしい、、、 「死なな〜いの自販機」なんて、タイトルからもう秀逸すぎますよね!!、!!!かなりオススメです!!🍤🦀
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